俺は兄離れができない！！！！

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雷蔵「A！！！」


A「！にいちゃ.....ぐふっ！」


ぎゅううっと力強く抱きしめられた。


雷蔵「ほんとに、ほんとに.....無事でよかった......」


じわりと服が濡れた気がした。


A「ごめん、兄ちゃん。幼い時の二の舞みたいなことしちゃって.....」


俺は、そっと、兄ちゃんの背中に腕を回した。


雷蔵「A？」


A「ごめん。今回ばっかりは、さすがに死ぬかと思った。忍たまだから、こういうこともある。けど、兄ちゃんのために、俺頑張ったよ」


雷蔵「！」


A「俺ね、兄離れしたいって思ってたけど.....兄ちゃんと、離れられそうもないや」


困ったように笑った。


これは、俺の本音だ。


A「だから、兄ちゃん。俺が居なくなりそうだったら、助けて？」


雷蔵「！もちろんだよ！僕の唯一、僕のA......僕の宝物.....」


A「俺の、兄ちゃん.....」



孫兵「共依存、か.....」


古川「あれは、そっとしておくのがいいな」


孫兵「ですね」


抱きしめ合う二人を僕達はそっと見守った。



雷蔵「ずっと一緒だよ。A......」


A「うん、兄ちゃん.....」






俺はずっと兄離れができなかった。



でも、もういいかな？


兄ちゃんがいれば、俺はそれでいい。




俺は、兄離れができない。



ずっと、兄ちゃんといるって約束したからな。




これからも、ずーっと一緒だ。



俺の大切な兄ちゃん.....








〜Fin〜

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