俺は兄離れができない！！！！

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無事、漁も終わった。

俺と景先生は、吐きまくりで死にかけてました。


A「あ.....陸だぁ......」


古川「陸だ......」


作兵衛「はははっ、顔面蒼白......」


数馬「ずっと吐いてるか寝てるかだったもんね」


A「まじ死ぬかと思った.....」


俺、これから何が起きても絶対、船には乗らない。

乗って数分で、吐いてんだもん。

船の上の生活なんか、もう......


想像しただけで、吐き気するわ。


鬼蜘蛛丸「はは....Aさん」


A「あい？」


鬼蜘蛛丸「口開けてください」


A「？あ.....ん！？すっぱ！」


口の中に何かを入れられた。

もぐもぐと食べると、強烈な酸っぱさに襲われた。


A「んん....うめぼし？」


鬼蜘蛛丸「そうです。少し楽になったでしょう？」


A「ｺｸｯ、美味かったです」


鬼蜘蛛丸「それはよかった」


A「！」


ぽんぽんと頭を撫でられた。


義丸「じゃあ、採った魚でご飯を作ろうか」


三年生「はい！」


A「ぅあい」


魚かぁ.....


鬼蜘蛛丸「三年生の中で、料理ができるのは誰ですか？」


数馬「作兵衛と僕です。あと、Aも一応できるのですが.....」


鬼蜘蛛丸「？」


数馬「かなりガサツで大雑把でして.....味にムラが出るし....比較的雑なんです」


鬼蜘蛛丸「あ〜〜.....まあ、私たちも見ますし、取り敢えず、Aさんも数に入れましょう」


数馬「はい、A。Aも料理するよ」


A「ぅえ？俺も？」


鬼蜘蛛丸「お願いします」


A「はーい」


まあ、何とかなるだろ。


俺あんま料理出来ないけど。

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