俺は兄離れができない！！！

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A「えへへ、にーちゃ、にーちゃんっ！」


雷蔵「ふふっ」


僕の首に腕を回して、すりすりとすり寄るA。

すっっごく可愛い。

天使だ。


雷蔵「間違ってお酒飲んじゃって〜。ちゃんと確認しないとダメだよ？」


僕は、うりうりとAのほっぺを人差し指で押した。


A「えへへ、擽ったいよ〜っ！」


楽しそうに笑い、逃げるように身を捩った。


雷蔵「お酒飲むと甘えんぼさんになるね。それとも、わざと？」


A「？」


雷蔵「わざとじゃないみたい。A、今日は僕と寝ようか」


A「うんっ！」




Aを部屋に連れていき、布団に寝かした。



A「にちゃ、にーちゃん！ぎゅーっ！」


寝巻きに着替えてる僕に、抱擁を要求してる。


かわいいなぁ......


雷蔵「ん、よしよし」


A「にーちゃん！」


雷蔵「ん？」


A「えへへ、だーいすきっ！」


雷蔵「！！.....え、A！？」


A「すぅ......」


言うだけ言って、寝ちゃった。


雷蔵「そーいうとこが、僕を執着させるんだよ.....」


眠ってしまったAの頭をそっと撫でた。


雷蔵「僕も、Aがだーいすきだよ」


ちうっとAのおでこに口つけた。


雷蔵「おやすみ、いい夢を。僕のお姫様」


そう言って僕も、Aを抱きしめ眠りについた。



大丈夫。


Aは僕が、命に変えても守るから。



そう誓って......

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