俺は兄離れができない！！！

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その日は解散した。


そして、夜。



三郎「雷蔵、まだ寝ないのか？」


雷蔵「うん。もう少し勉強してから寝るよ」


夜、五年ろ組双忍の部屋では、寝に入ろうとする三郎と少し勉強をしている雷蔵がいた。



雷蔵「.......」


三郎「そういえば、三年は来週、毒慣らしの授業があるらしいな」


雷蔵「うん、知ってるよ」


命がかかってることだから。


僕も心配なんだ。


Aは、負けん気が強いし、粘り強い。

だから、毒にも対抗できるかもだけど、怖すぎる。


出来れば、止めたいよ。

けど、授業だから......忍者になるための......


もし、Aが死んだら.....僕もきっと、後を追う。


不安だなぁ......



A「にーちゃん」


雷蔵「？A！？」


襖が開いた音がしたと思い、そちらを見ると枕を抱えてるAがいた。


三郎「おお、どうし........不安か」


A「......」


どうやら図星らしい。


雷蔵「A、おいで」


僕は机に筆を置いて、Aに向けて両手を広げた。


A「ん」


三郎「おお」


なんの戸惑いもなく、僕に抱きついたA。


三郎はビックリしたのか、声を上げていた。


雷蔵「不安だよね。大丈夫、僕がついてるよ」


A「うん」


雷蔵「今日は一緒に寝ようか」


A「うん」




大丈夫、Aならできるよ。



そう願い、Aの頭をそっと撫でた。

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