忍ばないお姫様 (ページ11)

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日向塾ページ11

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田「Aちゃん、勉強教えてください！」

『え？！』

田「高校入ってから急に難しくなって.....」

あぁ、海琉ももう高校生か、はや

って海琉が持ってるのって、数Ⅰの教科書じゃない？！
覚えてるかな.....二次関数とか忘れたよ、私

.....だけどさ、こーんな可愛い海琉に言われたら断れないじゃないか

『いいよーって、私も高校の数学なんて怪しいけどね笑』

田「ありがとうございます！」

って何とか記憶を辿りながら教えてたら

将「俺も教えて欲しいです！」

ってこれまた可愛い将聖ちゃんも来て、一緒にお勉強会

皇「ねえ、日向塾でも経営してんの？笑」

って皇輝にツッコまれたけど

.....日向塾ねぇ、悪くないかも

だってこんな可愛くて出来のいい生徒がいるんだよ？！

成績だって二重丸の100点満点あげちゃう

『ねえ、皇輝ここ分かる？』

皇「俺？！」

さっきから詰まってた問題を見せる

だって皇輝の方が記憶新しいし、絶対私より頭いいし

大学行ったら二次関数なんて使わないから、抜けてく一方だからさ

その点クイズ部(仮入部)の皇輝はよく勉強してるし？

なんだ、適任じゃん

皇「ちょっと紙貸して」

って言って、その辺にあった紙を渡すとめっちゃ計算し出すから、私はもう無理だわ笑

まぁ？そもそも文系だし？ここまで教えれたことが奇跡なくらいだし？

皇「.....多分これが答え」

さすがクイズ部(仮入部)

『やっぱさすがだね』

皇「そんな褒めても何も出ないよ笑」

田「皇輝くんありがとうございます。Aちゃんも！」

私なんもしてないけど、笑

また勉強しだす2人

いいなー高校生

皇「いいな、高校生」

.....皇輝も同じこと思ってたみたい、笑

やっぱいいよね、高校生

若いし、キラキラしてるしなんか無敵だし

.....って私まだ20歳なんだけど？！