smile again. 【2】 (ページ9)

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episode.56 ページ9

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｢それ俺のだから登録しといて｣

『分かった』

そしてまた
立ち止まっていた場所から歩き出す

背、高いな･････、

ふとそう思った

下からチラッと盗み見ていると

前を向いていた二階堂くんが

ゆっくりとこちらに視線を落とすから

自然と視線どうしがぶつかった

｢！？

な、なに！？///｣

余程驚いたのか目をまん丸にしてる

『あ、見てただけ、、』

｢見なくていいから！//｣

あ、、この人、、、、

見かけに寄らず

けっこう照れ屋なんだ

普段の二階堂くんからは

想像もつかないから可笑しかった。

｢なんで見てたの？｣

『身長高いなって思って』

｢高嗣だけにね！｣

『それなんか違わない？？笑』

｢あはは、ちがうか～笑｣

静かな夜に2人の笑い声が響いた

『送ってくれてありがとね』

｢ううん

一ノ瀬さんさっきくしゃみしてたんだから

風邪ひかないように早く寝なよ！？｣

『うん、笑ありがとう。

気をつけてね二階堂くん』

｢じゃぁ、また｣

部屋に戻って時計を見ると0時前だった

もう着いたかな････、

携帯を開いたら

新着メッセージの文字

＞＞寝る前は歯磨きなよ！

まさかこんなメッセージが届くと

思っていなかったら

思わず笑ってしまった

そのまま画面を暗くして
洗面所へと向かった