episode.36 ページ39
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部屋の中へ入ると2人並んでメニュー表を見ている
私は2人の向かい側へと座り
二階堂くんも私の隣へと腰を下ろす
居酒屋さんのテーブルって
2人ずつで座るとグッと距離が近くなる
ぶつからない様に気をつけないと。
私は一層身を縮めた
「とりあえず生いくでしょ?」
二階堂くんがおしぼりで手を拭きながら言う
「だな、Aちゃんも一緒のでいい?」
『あ、はい、お願いします』
「他に何か食べたい物ある?」
『えと、北山さんチョイスでお願いします。笑』
「おっけ、まっかせて〜」
そう言って何品か注文してくれた
『よく来るの?』
隣にいる二階堂くんに尋ねると
「俺とみつは結構来るよね」
「あー、そういや先月も来たな
あん時はたしかニカの誕生日だっけか」
へぇ、先月って事は8月か・・・
『じゃぁ、二階堂くん8月生まれなんだ、私もだよ』
「え、ほんと?いつ?」
『私は8月6日』
「「「っっんえ?」」」
一気にみんなが目を見開いて驚く
・・・・・・・・・え?
そんなみんな驚く?
私一人に御三方の視線が集中する
「俺も・・・・・・」
最初に口を開いたのは二階堂くんだった
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作者名:miimaru. | 作成日時:2019年5月26日 13時