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episode.28 ページ31
. (高嗣side.)
みつと千賀を置いて先に事務所に着くと
靴箱には皆の靴が並んでいた
もちろん一ノ瀬さんのも･･･、
エレベーターより階段の方が
早いと思って階段をダッシュ。
登りきったとこで
『っあ！！』
「！？」
偶然にもそこには彼女がいた
まさか俺もこんな所で会うとは
思っていなかったから驚いた
『あ、、一ノ瀬さんもう大丈夫なの？』
「うん、おかげさまで」
俺を見上げて微笑む彼女
「あ、そうだ二階堂くん」
そう言って彼女はポケットから
見覚えのあるハンカチを取り出した
「この前は本当にありがとう あとハンカチも」
『いや、全然いいよ』
受け取ったハンカチはシワひとつない
わざわざアイロンがけしてくれたんだ･･･
俺のために･･････
なんだかそれが嬉しくて
頬が緩むのをかんじた
ニヤけるな、二階堂！！！
俺はニヤける気持ちを抑えて
一緒に会議室へ向かった
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作者名：miimaru. | 作成日時：2019年5月26日 13時
