. 東卍メンバーさんE組になりました ８

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年が明け、学校が始まる前に集会が開かれた。


いつもの特服だけだと寒いため、中にタートルネックを着て、短パンではなく黒のズボンを履いている。


それでも寒さには勝てないため、マフラーもつけているが。


もうすぐ受験のため、あまり長居はしないと伝えている。


今日の集会はクリスマスの夜のこと。


千冬の証言で稀咲の裏切りも明らかになったし、私が律に頼んで少しずつ集めてた防犯カメラの画像をマイキーに全て渡した。


マイキーの決断を私は聞いていないが、これでどう言う人物なのかはわかっただろう。


そんなことを考えていると、寒さでくしゃみがでる。


三ツ谷｢風邪引くなよ？
受験近いんだろ？｣


｢だって寒いんだもん｣


近くに居た隆が手に持っていたアウターを肩にかけてくれて。


｢逆になんでそんな寒くないの？｣


三ツ谷｢慣れだろ｣


｢無理があるでしょ
あぁ、あれ？子供は風の子元気な子？みたいなやつ？｣


三ツ谷｢この歳で風の子は無理だろ｣


｢いや、バイク乗ってんじゃん｣


三ツ谷｢うっせ。

てかお前そろそろ立ち位置つけよ、｣


｢え〜ここでいいじゃん
ドラケンがどうせいつものところいるんだし｣


三ツ谷｢いいから行け。｣


背中を押されて渋々階段を上がる。


見られる視線はもう慣れた。


ﾄﾞﾗｹﾝ｢これより新年一発目、東京卍會全体集会を始める｣


ドラケンの声が響く。


さすがにマイキーの近くに立って欠伸をすることはできない。


ポケットに入れた携帯がバイブをし始めた。


私は横に避けて相手を見る。


蘭ちゃん？


めちゃくちゃ出たいが今出ることできないしな。


そう思い私は携帯をまたポケットに入れて先程立っていたところに戻る。


ﾏｲｷｰ｢電話じゃなかったのか？｣


マイキーが小声で聞いてくる。


｢うん、お兄ちゃんからだったけど後で掛け直すよ｣


まぁ出るかは分からないけど。


いつの間にか八戒コールをしているみんな。


コールするの好きだよね、東卍。


ﾄﾞﾗｹﾝ｢二人目は前へ｣


乾｢十一代目 黒龍 乾青宗だ｣


九井｢同じく九井一だ｣


相変わらずいけ好かないやつだ。


皆が驚いている中、九井は口を開いた。


九井｢十代目黒龍は東卍に負けた。
総長である柴大寿は引退。

オレらは十一代目として黒龍を継いだ｣


乾｢そして、マイキーと話し合った結果、東卍の傘下に降ることにした｣


ﾏｲｷｰ｢黒龍は一番隊、つまり花垣タケミチの下につく｣


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