. 元東卍メンバーは公安警察の警部さん ３

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. 挙式 .



リハーサルを行い、挙式が始まる。


ｽﾀｲﾘｽﾄ｢ベールダウンさせていただきますね｣


両親が居ないため、ベールダウンはスタイリストさんにしてもらう。


ケンちゃんの腕に手をかける。


｢ケンちゃん、ありがとね｣


ﾄﾞﾗｹﾝ｢父親になった気分だわ｣


｢はは、そうだね


でも今日だけじゃない、ケンちゃんはマイキーをずっと支えてくれた。

多分これからも変わらないと思う。
私も仕事で忙しいし、マイキーわがままだし、


昔と変わらずケンちゃんには迷惑ばっかりかけると思うけど、
これからもよろしくね｣


そう微笑んでケンちゃんを見ると涙を堪えていて。


｢泣かないって言ってたじゃん、｣



ﾄﾞﾗｹﾝ｢泣いてねぇよ.......！！！｣


ふふ、と笑っていると、ドアが開いた。


頭を下げてウェディングステップをする。


プランナーさんに聞いた話、


バージンロードは新郎新婦の生い立ちの意味があるそうだ。


一歩、また一歩。


歩んできた人生を振り返っている。


ケンちゃんが涙を流しているためか、東卍の人達は肩を震わせて笑っていて。


マイキーの前まで来たら、いつもの笑顔でケンちゃんは笑った。


ﾄﾞﾗｹﾝ｢Aを泣かすんじゃねぇぞ｣


ﾏｲｷｰ｢大丈夫だよ、

泣かせた時はAを殺して俺も死ぬ｣


｢それだけは辞めて｣


ケンちゃんの腕から、マイキーの腕に。


アテンドさんがドレスのトレーンを直してくれて。


司会が進め、私とマイキーはリハーサル通りに動く。


マイキーと声を揃え、結婚誓約書を読み上げる。




“私たちは、ここにご列席いただきました皆様を証人とし、

夫婦としての約束を交わします。


これからはお互いに愛し合い、助け合って、


私たちらしい幸せに満ちた家庭を築くことを誓います”




マイキー側から花垣くんが、私側からヒナちゃんが証人としてサインを書いてくれて、


指輪を付け合い、誓のキスを交わした。


野次とも言える声が飛んできてマイキーが睨みを利かすと静かになった。


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