. 前世が鬼殺隊？そんな記憶ございません【煉獄杏寿郎】

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煉獄｢だが、｣


先生は口を開いて。


煉獄先生の方を見ると目が合って。


煉獄｢だが、好いた相手が記憶が無いのはやはり辛いものはある
けれど鬼を斬っていた記憶など、思い出しては辛いだけだ！
Aが思い出して辛い思いをするのであれば私が辛い思いをすればいいからな！｣


私はその言葉を聞いてバッと立ち上がる。


｢先生は馬鹿なんですか？！
今の私は何も知らないし、先生としか見ていない。

けれど前世の私は、
貴方の彼女だった私はきっと自分自身が辛い思いをしてでも隣にいたいと願ったはずです！｣


煉獄先生は驚いた顔をして此方を見て。


煉獄｢よもや......君にそう言わせてしまうとは｣


煉獄先生は私の腕を引いて自分の足の間に私を入れる。


私の顎をクイッと上げてニッコリと笑った。


煉獄｢ならば君には記憶を戻してもらうように頑張ってもらおう｣


やっべ、変なスイッチ入れちゃった。


と冷や汗をかく。


すると脳裏に浮かぶのは煉獄先生が血を流す姿。


｢先生.....｣


煉獄｢む、すまないな！｣


先生は直ぐに手を離してくれて。


急に私が黙り混んだからか先生は顔を覗き込んできて。


煉獄｢どうかしたか？｣


｢たまに先生を見ると違う姿に見えるんです、

さっきもそう。
先生が血だらけで座り込んでいる、｣


煉獄｢よもや、それは.....｣


宇髄｢こんな所にいたのか徳田ぁ！！｣


バンッ！！！とドアが開いたかと思えば宇髄先生が居て。


宇髄｢よくも天元様の授業をサボりやがって......って煉じゃねぇか｣


煉獄｢よもや！悪いな宇髄！私が少女を連れてきたんだ！｣


煉獄先生が悪い訳では無いのに。


宇髄｢そうなら連絡入れろっての、

徳田、授業戻んぞ｣


｢え、｣


宇髄｢煉獄と話は終わったんだろ、
だったら授業が優先だ！！｣


腕を掴まれて立たされる。


煉獄先生をちらりと見ればいつもの笑顔で此方を見ていた。


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