. 前世鬼殺隊の柱さん、今世でも鬼殺隊の柱です２ (ページ42)

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起きると朝で。

皆は雑魚寝をしていて私の上に掛けられた羽織を見るとお館様のもので。

お館様がかけて下さったの.......？

やらかした、

私は綺麗に畳んで、立ち上がる。

するとお館様がちょうど顔を見せて。

お館様｢起きたかい？｣

｢すみません、羽織をお借りしてしまって｣

お館様に渡すといいよ、と微笑んでくださって。

お館様｢それより今日の昼過ぎから会見だけど大丈夫かい？｣

壁掛け時計を見ると今は十時過ぎ。

｢はい、大丈夫です｣

お館様｢それなら良かった。
今はもうニュースは合宿所襲撃のことで持ち切りだよ。
鬼によって怪我をしたという嘘の情報までもが出回っている。｣

｢ほんと報道陣ってやつは......｣

私はギュッと拳を握る。

お館様｢仕方ないよ、鬼殺隊のことは政府がほとんど公言していない。
今回の会見では鬼のこと、鬼殺隊のことを話してもいいだろうね｣

｢え、良いのですか？｣

お館様｢ここまで色々言われてしまっては仕方ないだろう。｣

｢そう、ですか｣

ネット上では鬼殺隊と鬼のことで荒れている。

鬼の被害が報道されているため、鬼殺隊の行動も見られている。

いくら殆どが夜の行動だとしてもやりにくい。

お館様｢頼んだよ、A｣

｢御意｣

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