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分かったよ、とリカバリーガールは言いちゅうぅうと腕にキスをされて。
治っていくのが分かるがそれと同時に気だるさが混ざってくる。
ﾘｶﾊﾞﾘｰｶﾞｰﾙ｢これ以上は辞めておいた方がいいね。
ただでさえ怪我と動きで体が大変なことになっていると言うのに。
完治するまでしたらあんたの命の方が危なくなる｣
胡蝶｢ありがとうございます｣
傷口は薄らとあるし、骨に近い部分がヒリヒリと痛む。
傷口を閉じただけと言う感じか。
私は小さな声で“ありがとうございます”と言い、ふぅ......と一息つく。
冨岡さんも治癒してもらい一息ついた。
不死川｢無惨の姿は勿論鬼の姿すらねぇ｣
甘露寺｢まさか本人がここに来るなんて.......｣
私は刀を杖にゆっくりと立ち上がる。
リカバリーガールは負傷者が出たということで直ぐに元っていく。
胡蝶｢無理しないでくださいね｣
｢大丈夫。
それより外の方は大丈夫だったの？｣
伊黒｢会場内で無惨が現れたと言うのなこっちが優先だろう。
上弦でさえ柱二人では無理な相手だと言うのに無惨となれば話が違う。
外は下の奴で十分だ。｣
｢......そう言えば無一郎は？｣
悲鳴嶼｢無一郎ならお館様への報告に、｣
鎹鴉で文を出しているのだろう。
私は壁に寄りかかって立つ。
｢生徒のところ行ってくる｣
胡蝶｢その体で行くつもりですか？｣
｢少し休めたからもう大丈夫｣
胡蝶｢ですが、｣
不死川｢心配なら俺がついて行く｣
不死川さんそう言ってくれて。
胡蝶｢不死川さんがいるなら大丈夫ですね。
あまり無茶しないでくださいね｣
不死川さんは私は隣に立ち、一緒に生徒の所に行ってくれて。
治療の間にもう決勝も終わっていて、少しの休憩時間だった。
緑谷｢Aちゃん、｣
生徒席に行くと皆心配そうに此方を見て。
腕に着いた血を見て驚いて。
麗日｢怪我、したん？｣
｢まぁね｣
切島｢なんでそこまでして、｣
｢鬼舞辻を止めなければあの時貴方達は鬼にされていたか喰われていた。
私は今日は護衛の身。
怪我を恐れていては彼奴を斬ることは出来ない、
死ぬ事を恐れたらそこで終わり。｣
私がそう言うと出久はガッと私の胸倉を掴んで。
緑谷｢僕らを守って死んでもいいというのか！！
君の、
君の人生だろ！！｣
｢私の人生だから死を掛けてんでしょ。｣
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作者名：美海
| 作成日時：2020年1月8日 23時
