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与謝野さんと乱歩さんを見送ると、四限目が始まってしまって。
廊下を歩いていると、オールマイトが休憩室から出てきて。
｢オールマイト、｣
声を掛けるとビクッと肩を揺らすオールマイト。
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢や、やぁ
授業はどうしたんだい？｣
｢今から行くところですよ｣
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢あれ、包帯取れているね
傷も無くなっている｣
｢探偵社の医者は嘗めてはいけませんよ？
あぁ、オールマイトもさせてもらいます？
瀕死状態にされますけど｣
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢瀕死？！
遠慮しておくよ.....｣
｢まぁそうですよね｣
少し沈黙が走る。
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢ヒーローが嫌いかい？｣
｢......嫌いですよ
好きになることはこの先もうないでしょうね。
中々辛いものですよ、助けてくれると信じているのに助けてくれないヒーローを見るのは｣
私は小さく笑ってから窓の外を見る。
｢仕方なかったんです、
私もポートマフィアに入ってから分かりましたから。
個性持ちが異能力者に叶わないってこと。
だから責める訳では無いんですど、この世の中には助けを求められているのに助けないヒーローがいることに対して許せないんです｣
いや、私達が高く見ていただけなのかもしれない。
ヒーローも人間なのだから。
だけれど、
｢だけれど、ヒーローになったのなら“ヒーロー”と言う職に就いているのなら、
自分の仕事に誇りを持ってほしいんです｣
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢君はまだ子供なのによく考えているね｣
｢年齢的には子供ですけど、一応社会人なので。｣
私は笑ってからオールマイトを見る。
｢では、私は授業に向かいます｣
ｵｰﾙﾏｲﾄ｢あ、うん。
引き止めてごめんね｣
｢いえ。｣
私は小さく頭を下げてから教室へと向かった。
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ゆきな(プロフ) - 夢主優しいっすね！私なら医療費プラスで迷惑料貰いに行きそう…これからも無理せずに頑張ってください！楽しみにしてます。 (2019年11月26日 13時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ムクロ(プロフ) - 面白いです!これからも更新頑張ってください！ (2019年11月19日 22時) (レス) id: 1f680d1d0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美海
| 作成日時：2019年11月19日 20時
