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零に離れてもらい、私は服を着替えた。
時計を見ると十二時が過ぎそうで。
｢零何時から？｣
降谷｢一時からになっている｣
｢じゃあお昼は食べれそうだね｣
私はエプロンを付けてキッチンに立つ。
オムライスで良いかな、と思い炊飯器を見る。
ご飯はまだ残っていたため、フライパンに移してケチャップと炒め始めると零は何を作るのか分かったようで卵を割ってくれた。
｢あ、冷凍庫からミックスになっている野菜とって｣
降谷｢おっけー｣
フライパンの火を止めて零が取ってくれた野菜をお皿に移してから電子レンジで解凍する。
その間にスープを作る為にお湯を温めた。
｢そう言えばさ、｣
降谷｢ん？｣
｢警察学校を辞めたって聞いたけどどうやってそっちに行ったの？｣
降谷｢あぁ.....決まりであまり詳しいことは話せないんだ。
簡単に言えば推薦みたいな感じだな｣
｢決まり多いねぇ。
え、だったらヒロも知らなかったの？｣
降谷｢勿論だ。
彼奴が来た時は驚いたな。
一発殴られるかと思ったぐらいだったよ｣
｢へぇ.....
警察学校じゃあ友達出来た？｣
ニコニコとそう聞くと懐かしむように頷く零。
降谷｢彼奴らとは仲が良かった、
入学して間もない頃に喧嘩したやつもいたな｣
｢へぇ.....合わなかったんだ？｣
降谷｢まぁな。でもすぐ仲良くなったよ、ヒロのお陰で。
後はちょっとガタイのいい優しい奴と女好きの奴。
皆良い奴だった｣
だった、
と言うことは.....
｢もしかして、皆.....｣
降谷｢あぁ二人は爆弾事故、
一人は交通事故でな｣
爆弾、事故で警察官が亡くなったのって.....
｢爆弾事故のニュース、覚えてる.....
と言うか私もその時避難したから、｣
あの時に亡くなった方、零の友人だったなんて.....
降谷｢ヒロも公安に来た時に彼奴らには連絡をしなくなったからもし皆揃っていたら俺もヒロもぶん殴られていただろうな、彼奴らに。
俺も一人の辛さ知ってんだよ、だから尚更Aを一人にすることは出来なかったんだ｣
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作者名：美海
| 作成日時：2019年9月16日 21時
