. マフィア幹部の彼女は青葉城西でマネージャーしてるらしい

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. 及川 side .



練習が始まってすぐだった。



体育館のドアが開いて、知らない女の人がAと来たのは。




額から血を流し、髪も、顔もジャージもビシャ濡れで。



俺達はただ呆然と立っていた。



話は淡々と進んでいき、女の人はAの姉であると言った。




姉の存在も、何も知らない。




そのお姉さんはヨコハマに連れて帰ると言い、俺達は何も出来ずにAが連れていかれるところを見ているだけだった。




花巻｢俺達ってAの事、何も知らねぇんだな。｣




去っていく黒塗りの高級車を見ながらそんなことを思う事しか出来なかった。




岩泉｢でも援助をしてるのになんで理事長に殴られるんだよ。
普通感謝される方だろ。｣



なのになんで。




及川｢まぁ帰ると言っていても来週からまた来るでしょ、
ほら体育館で部活始めるよー｣




パンパンと手を叩きながら体育館に戻る。



それにしても理事長はどこ行ったのだろうか、



普通なら何処かに居るはずなのに。



コーチ達が騒ぎを校長達に伝えに行ったのに先生達は誰も理事長を探しに行かなかった。




誰かが手を回しているのか、



それとも理事長は校舎に戻ったのか。



どちらにしても、これからどうなるかは分からない。



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