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見張りは少しずつ人が変わっているのを見ているが誰も居なくならないということはないようだ。
ここが何処なのかも、全く分からない。
零達の方も私が居なくなって焦っているのだろうか。
それともまだ気づいていないのか。
どちらにせよ、危険な目に合うのは間違いないと言うこと。
私は呑気に大きく欠伸をする。
ずっと同じ体勢はきつい。
かと言って少しでも動けば銃を向けられる。
ここに来てから何分ほど経ったのだろうか。
ホテルから連れ出された時は大体一時頃。
目が覚めたのが何分経ってからかは分からない。
目が覚めてからは大体まだ一時間も経っていないはずだ。
手荷物は目の届く範囲で置かれているが、手の届かない距離。
スマホも取り上げられているだろう。
はぁ.....と溜息を着くと、バタバタと外から慌ただしい足音が聞こえる。
そしてバンッ!とドアが開いたかと思えば構成員が入ってきた。
構成員「表に出ろ!察が来てるぞ!」
その言葉にバタバタと出ていく見張り。
一人だけ残ったようで、私の前に姿を表した。
構成員「やっと人がいなくなりましたね」
「.....あんた、誰?」
構成員「ご紹介が遅れましたね、
私は怪盗キッド。
ある子の協力者、とでも言っておきましょうか」
バサッと構成員の姿から白の服に変えたその姿は、世間を騒がせているあの怪盗。
私は小さく笑い、手錠を外してもらった。
キッド「貴方のことは眼鏡の探偵に任されていますからね。
さぁ、行きましょう。」
そのまま姫抱きをされてしまう。
荷物もご丁寧に持ってくれ、高いところにあった窓に足をかけた。
窓から見える景色はとても高くて。
窓を開けたかと思うとそのまま落ちていった。
「えぇぇえええ!!!」
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shibuyu(プロフ) - まさかそう来るとは…風見さぁん!許してやってくれ! (2019年7月21日 16時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 28話に誤字がありました。「専業主婦に鳴っても」ではなく、「専業主婦になっても」です。 (2019年7月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
shibuyu(プロフ) - 結婚…すごいです!でも、どうせ結婚するなら式あげてほしいなぁー (2019年7月15日 12時) (レス) id: 8ac4695b82 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 26話に誤字がありました。「し事」ではなく、「仕事」です。 (2019年7月14日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - 明里香さん» 教えていただきありがとうございます! (2019年7月14日 17時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美海 | 作成日時:2019年7月3日 21時