１７ ページ17
.
哀ちゃんと入ったのは会議室。
向き合うように座り、私は置いてあるダンボールを開ける。
｢さて、早速話を進めようか。｣
私は小さな箱に入った薬も出し、机に置く。
｢この薬はわかっていると思うけどFBIが作ったもの。
でも試験者なんていないから貴方達が初めて。
動物での実験では成功しているわ。｣
ダンボールに入っていた写真も机に起きながら話して。
｢薬は直ぐに効く。
一分から二分の間には体が変化すると思うわ。
結構体力を使うと思うし、思っている以上に心身に来ると思う。
だから飲むのは自分のタイミングでいい。
私達はそれに付き合うから。｣
そう言うと哀ちゃんは箱に入った薬を見て。
灰原｢成分は？｣
｢成分はこれに書いてあるわ。｣
紙を渡すと哀ちゃんはジッと見て。
コンコンっとノックがされたため、哀ちゃんが紙を見ている間に顔を外に出すと阿笠博士が居て。
阿笠｢哀くんは居るかの？｣
｢いるよ。
今は成分の書いた紙を見てる。
中入ったら？｣
そう中に入れると哀ちゃんは博士の方に顔を向けて。
灰原｢博士.....｣
阿笠｢邪魔したかの？｣
灰原｢いや、大丈夫。
工藤くんの方には行かないの？｣
阿笠｢哀くんの方がいいと思っての。｣
博士は哀ちゃんの隣に座り、私は先程まで座っていた所に座る。
灰原｢ありがとう。
それじゃあ飲むわ｣
｢え、もう飲むの？｣
灰原｢クヨクヨしてても最後には飲まないといけないじゃないの。｣
確かにそうだけど.....
大人だなぁと思いながら仮設の更衣室に哀ちゃんに入ってもらい、ペットボトルに入った水を渡す。
｢自分のタイミングでいいからね｣
そう言いカーテンを閉める。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 949人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ソーセージ(プロフ) - すごく面白かったです!!13話、回毒薬ではなく解毒薬ではないでしょうか。読み方も、「かいどく」ではなくて「げどく」ですね笑これからも面白い作品をたくさん作ってください！楽しみにしてます！！ (2020年4月21日 9時) (
レス) id: 711a78eb36 (このIDを非表示/違反報告)
寧々 - とっても面白かったです！読み始めてから一日で終わってしまいました。新作も読んでみようと思います。応援しています。 (2020年3月18日 8時) (レス) id: c2e5a10dd5 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ(プロフ) - 完結おめでとうございます(#^.^#)毎日楽しく読ませていただいてます(≧∇≦)大好きな作品なので完結してもこれからも何度も��読ませていただきますね(*^_^*)お疲れ様でした(^-^) (2019年6月2日 15時) (レス) id: b4f5c0261e (このIDを非表示/違反報告)
美海(プロフ) - ゆんすずさん» いえいえ、こちらこそすみません！ありがとうございます (2019年6月2日 8時) (レス) id: 8493b8cb9c (このIDを非表示/違反報告)
ゆんすず(プロフ) - 美海さん» すみません！私の勘違いでした！ご迷惑おかけしました。これからも頑張ってください！ (2019年6月2日 3時) (レス) id: 0430e24f17 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美海
| 作成日時：2019年5月22日 23時
