２. トリプルフェイスの彼女は暗殺教室出身でした

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柳沢｢っ！！
騙したな.....！｣


防衛省に柳沢を渡した時、そう言われた。


騙すに決まってる。



私はジンに連絡する。



ジン『なんだ』



｢柳沢の事だけど｣


ジン『始末したのか？』


｢えぇ。
交通事故に見せかけたわ。
死体も分からないほど損傷が酷いから心配しないでちょうだい。｣



そんな事は嘘。


でも交通事故だからニュースにはならない。



ジン『わかった。』



ジンが電話を切り、私はスマホをカバンに入れる。



私は車を動かし、山中名義の家へと帰る。



ポアロの前の道を通ると、蘭ちゃん達がポアロの中に入ろうとしていた。



久々にまた今度行こうかな。



大通りを通り抜け、マンションの駐車場に車を止めた。



自分の部屋に入り、すぐにメイクを落とす。



カバンから公安のスマホを取り出し、降谷さんに連絡する。



確か今日は公安で仕事のはずだ。



ソファーに座り、お茶を飲んで降谷さんが出るのを待つ。



少しすると降谷さんが出て。


降谷『どうした』


｢柳沢を捕らえ、防衛省に渡しました｣



降谷『はぁ？！どうやって？』



｢ジンに柳沢を紹介され、殺せと言われたので。
交通事故で殺したとジンには報告しました。｣



降谷さんは電話の向こうでため息を付いて。



降谷『今から公安に来い、ちゃんと報告しろ』


｢.....はい｣



今はまだ17時だから言ってるのだろう。



着替えて向かうか.....。


降谷『後、お前に客が来ている。
すぐに来い。』


｢客？
わかりました｣



私に客なんて珍しい。

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