２. トリプルフェイスの彼女は暗殺教室出身でした

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ある喫茶店の一席。



｢ミステリートレイン？｣


ﾍﾞﾙﾓｯﾄ｢えぇ。
それにシェリーが乗るとバーボンが言っていたわ。

本当はミモザとも行きたかったんだけど、ジンとの任務が重なっててね.....。｣


ミステリートレイン、か。


確か蘭ちゃん達も乗るって.....。



｢そう.....。
その言い方だとベルモットも行くの？｣



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ｢えぇ。
安心して、貴方の彼氏に手は出さないわ｣


｢当たり前よ。
手を出した時は許さないわ。
でもまぁ、私も一度シェリーに会ってみたいものね。｣


と珈琲を飲み干す。



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ｢いつか会えるわ。｣



｢話しは終わったかしら？
用事があるからお先に帰るわね｣


そうカバンを持ち、お会計の紙を取るとベルモットに腕を掴まれる。


ﾍﾞﾙﾓｯﾄ｢まだ話しがあるわ｣


｢何？｣



私はまた座ると、ジッとこちらを見てきた。



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ｢この間の任務終わりの時。
貴方、赤髪の子と話してたそうじゃない？
ジンが怪しんでたわよ｣


赤髪.....



｢あぁ.....中学の時の子よ。
別に怪しむも何も無いから大丈夫よ｣


ベルモットは何処かまだ納得してなくて。



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ｢それならいいんだけど.....。

ミモザ、私は貴方を失いたくないわ。
怪しい行動は避けてちょうだいね。｣



そうベルモットはか細い声で言って。



｢.....分かってるわ。｣



私はそう言い、窓の外を見た。



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ｢ジンとの任務、頑張りなさいよ｣



｢任務の内容まだ聞いてないんだけどね。｣



ﾍﾞﾙﾓｯﾄ｢あら、そうなの？
今度の任務は裏切り者の始末よ。
まぁジンが居るから貴方は多分付き添いね。｣



付き添い、か。


｢そう。

じゃあね｣




私はそう言い、その場から去る。

ベルモットはなにを考えているのか.....。


コツコツとヒールを鳴らして歩く。



この日本を守るんだ。




例え、命に変えても.....

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