68Day ページ18
車に乗って服を嗅ぐと、あの女の香水の臭いが移ってやがる。
深澤「あー…めんどくさ」
岩本「言うなよ。これも仕事」
深澤「この後先約なんて無いっすよねー」
岩本「そのおかげで帰れたんだし、感謝しろよ」
深澤「してるよ」
正直、あそこ組と縁を切った所で俺たちには何の害も無い。
先代の顔のために関わってるようなもん。
それに、あいつらが欲してるのは、多分俺らの名前。
小規模ながらに歴史の深い雪宮の名前を手に入れれば、金の入るルートは広がる。
『あ、おかえりなさい』
嫌な事があったはずなのに、この子の顔を見れば全部どうでもよくなっちゃうなー。
深澤「ただいま」
岩本「ただいま。俺先行ってるわ」
深澤「おう」
最近のルーティン。
帰宅してAちゃんが起きてたら、絶対にハグしてリフレッシュ。
あー。
いいな、これ。
『…………
なんか、ふっかさん臭い…』
深澤「あー、女の香水」
『…や。今日はおしまい』
深澤「ダメー。まだストレス残ってるー」
俺の腕の中から抜けようとする彼女を、離さないと言わんばかりに抱きしめる。
『今日のふっかさんヤダ』
それでも俺の胸を押して離れてしまう。
深澤「なぁんで」
『ふっかさんから女の人の臭いするのやだ…』
おっと……
これは…
深澤「やっぱ抱きしめていい？」
『ヤダ』
深澤「つれないなー」
可愛い。
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ぽんぽんす(プロフ) - 影片りなさん» 初めまして！嬉しいお言葉ありがとうございます(´∀｀)頑張ります！！！ (2020年7月9日 11時) (
レス) id: 32587a9042 (このIDを非表示/違反報告)
影片りな(プロフ) - 初めてまして。面白くて一気読みしました。移行おめでとうございます。更新頑張ってください！ (2020年7月8日 16時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんぽんす | 作成日時：2020年7月7日 21時
