59 ページ11
Aはそう言うと眼鏡を外し、ジャンパーやパーカーを脱いだ。そして普段しているヴィッグにも手をかけて外した。そこには夏樹と同じ青メッシュがあった。
『あんたたちならすぐ倒せるわよ。玉子ちゃん。エキシビションマッチよ。ボールちょうだい。』
ボールを貰い受けると一気にゴールまで駆け抜ける。陸も波留も追いつかなかった。最後には夏樹がいるがその夏樹がジャンプするのを狙ったタイミングでシュートを打った。綺麗にゴールに吸い込まれスリーポイントシュートになった。
『あたしは元々こんなに上手くはなかった。ただ、誇れるものを探したくてただやっていただけ。そしたらここまでこれただけよ。あー、あとひとつ。夏樹いつもの右足を擦る癖直さないと、行動読まれまくりだよ。』
Aはそっからツバメに代わり陣頭指揮を取り始めた。基本的なルールを少し教えて負傷したメンバーに代わり出場するメンバーに役割を伝えると背中を押してベンチへ戻った。
試合は奥村のシュートが決まり第二バスケ部が勝つことになった。夏樹はそうでもないが、波留と陸は悔しいようだ。しかしタクトは清々しいのかこちらに向かってきた。
72人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
MH(プロフ) - りんりんさん» ありがとうございますっ!とても励みになります。ゆっくりですが是非見てくださるとありがたいです! (2015年4月30日 23時) (レス) id: c3aec136b2 (このIDを非表示/違反報告)
MH(プロフ) - ユキさん» ありがとうございます!亀な更新ですが、今後も見守ってあげてくださいね! (2015年4月30日 23時) (レス) id: c3aec136b2 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - この作品大好きです。更新頑張ってください。 (2015年4月13日 19時) (レス) id: 1260bae61e (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - いつも楽しみにしてます、更新頑張ってください(^^) (2015年4月1日 0時) (レス) id: fc6327dfde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MH | 作成日時:2015年3月31日 22時