元カレ9（yuta.t）

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ほんっと都内の運転は久々だったのもあって身構えたけど、
感覚はすぐに取り戻せて、


玉「助手席新鮮」




「後ろに乗って欲しかったな」



玉「なんでそんなこと言うかなー」



「だってさ、さっきから見過ぎなんだもん」




玉「何で？
いいじゃん？減るもんじゃないし」



「別に良いけど」





本当久々の都内は怖いから、
隣で浮かれてる裕ちゃん放置で
運転に集中





隣で鼻歌歌いながらノリノリで






玉「そこ右曲がった所が家」






自宅の駐車場に車入れて



「はい」



鍵を渡せば


玉「ありがとう。
本当助かった。

それと、」





「ん？」




玉「昨日ちゃんと話し聞けなくてごめん」





「ううん、飲ませたのママだし」






玉「…今日帰ってきたら話し聞かせて。
だから俺が帰る頃うちで待ってて欲しい」




「分かった」





玉「なるべく早く帰ってくるから」







タクシー代ってお金渡されたんだけど
電車で帰ってきて、

自分の部屋の荷造りして、
早めに裕ちゃんの家に向かって、合鍵で部屋に入る。



朝、別れて急いで着替えて出て行ったんだろうなーって感じだし、
ディヒューザーこぼしたよね？
すごい匂い。



換気して部屋を片付けて



洗濯機を回す。



洗濯干して乾いていた洗濯物をたたんでクローゼットにしまえば…


「あれ？」



前にこの場所に隠してあったDVDがなくなってる。


他の場所に隠したのかな？





変なところに几帳面というか、綺麗好きなのに、
なんでこの引き出しだけごちゃっとしてるんだろう。



簡単にかたづけて、
さっきタクシー代ってもらったお金で買い物に行く。

歯磨き粉、トイレットペーパー、
洗濯洗剤のストックと柔軟剤も。


同じディヒューザーも買い足して戻る途中にメッセージ


玉》ちょっと長引いてお弁当出るから食べるから先にご飯食べててね




》はーい






近くのお弁当屋さんで
ビビンパ弁当を買って、部屋に戻る。




ネットテレビを検索すれば過去のドラマとか韓国ドラマも映画も観れるから、
見ながら夕飯済ませて待ってれば




玉「ただいまー」




「おかえりー」





疲れ切ってるくせに
振り絞って笑顔なの、分かってるから。



「お風呂沸かそうか？」



玉「マジで？


…あれ、部屋片付けてくれたの？」




お風呂のスイッチ入れながら



「ごめんね、荷造り終わったから早く来たんだよね。
勝手に触ってごめん」



玉「 全然
ってか、助かった。ありがとう」

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