元カレ9（yuta.t）

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「あ、太陽もだけど、
高野くんもね」



高「え？俺？」




「朝からキラキラして爽やかで眩しい」




高「あざっす」






それに比べて、
私は浮腫み酷いし、
肌荒れしてるし…






仕事中も、キラキラハキハキしてて、
高野くんの第一印象はめちゃめちゃ良いなぁって




私はというと、先輩に体調悪い？って心配されるほど。



「お先行ってきます」




ランチ、今日は誰ともタイミング合わずに1人。


コンビニでパスタとサラダを買って持ち帰り事務所で一人食事を済ませ、


「はぁー」


ため息ついて机に伏したら



高「あ、ごめん」




「ううん」


丁度休憩に入ってきた高野くんにその姿を見られてしまう




高「疲れてるね」



「そんな事ないよ」




高「明日無理しなくていいから」






「大丈夫だって。
少し眠いだけだから」






この日、なんやかんや残業して、
家に帰る。




高「おかえり」




「ただいまー」




高「ご飯食べた？」




「まだ」




高「…うちくる？」





「いや、大丈夫。
連日悪いから」




高「遠慮してるなら断らないでよ」




「…でも」




高「気分じゃなかったら、
お弁当に詰めて部屋まで届けるよ」




「…そっちの方が申し訳ない」




高「じゃあ待ってるから」







着替えて鍵だけ持って部屋を出て、高野くんの部屋のインターフォンを鳴らせば



高「来るの分かってるから押さなくていいのに」



「いや、でもさ」





ドアを開けただけですっごくいい匂い




「すご」



高「ちょっと頑張ってみた」



肉じゃがに、ほうれん草の白和え
豚汁と…サバの味噌煮とだし巻き卵



「めちゃ嬉しいメニューなんだけど」





高「オーソドックスなものしか作れないけど、
ネットで検索したから、味は多分大丈夫」






「頂きます」



高「はい、どうぞ」




どれもこれも優しい味で、


ホッとする




高「どう？」



「もうね、最高。」




高「良かった、口に合って」







一口一口を味わってゆっくり




高「お酒飲む？」




「…今日はやめとく」





高「遠慮してない？」





「飲んだら悪酔いしそうだもん」




高「明日休みなんだからよくない？」





「だめ。
これで飲んだら美味しいご飯入らなくなる」




高「じゃあ、お茶ね」






お腹いっぱい、食べて



高「今日は解散しよっか」




「ごめん、本当ご馳走になりに来ただけで」



高「全然、俺が無理に誘ったんだし」

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