スキ/ｽﾞ×ヒョン/ｼﾞﾝ(R無し) (ページ4)

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第4話ページ4

「A、なにしてんの？早く上乗って」
ヒョンジンは私の前でしゃがんで待っている。
『あ、いいよ、』
「うるさーーい、早く、授業遅れるぞ？！」
『あ、りがと.......』
おんぶなんて子供の頃から全然してなかったな。
ヒョンジンの優しさに甘えて、首の前に手を回す。
「俺、さっきも言ったけどさ、」
『ん？』
「今日のチーム、全部初めから決めてた。」
『どういう.......？』
「あの4人も元々決めてたし、お前を指名するなとも言ってた。」
指名するな？ってことは、元々ヒョンジンのチームに私を入れようとしてたって.......こと？
『なんでそんなこと.......私下手だって知ってるじゃん』
「お前ほんと鈍いよな。だから足なんかひねんだよ。」
『えぇ.......』
保健室はもうすぐ。だけどそこまでの道のりがずっと続いて欲しいとも思った。
「好きだよ、A」

初めはヒョンジンが何を言ってるか分からなくて、しばらく黙りこくってしまった。
『.......』
「なんで黙ってんの笑」
『.......なんでヒョンジンは.......私のことそんなに分かってるの.......』
「ん？好きだからだって」
『違うよ、そうじゃなくて』
「なに？」
『私も、その.......ヒョンジンのこと、好きだった。ずっとずっと前から』
「それ、ほんと？」
ヒョンジンはびっくりして私の方を振り返った。
『ヒョンジンのことなら、それも分かって告白してくれたのかと思ったよ笑』
「ごめん、全然知らなかった。でも、いつまで幼なじみのままなんだろうって思ってた。」
『おんなじだよ』
「なんだよ、それならもっと早く言えばよかった。」
『でも、言ってくれてありがとうヒョンジン。』
「おう。」

保健室に着くと、足を気にしながらゆっくり地面に降ろしてくれる。
「A、付き合って。」
ヒョンジンが私の手を両手で握って、優しい目で私を見ている。
『あ、え、うん！もちろん！』
かなり動揺してしまって、声が震えた。
「ふふっ、可愛い笑」
そんなこと不意に言われると、恥ずかしくてヒョンジンの目が見られない。
少しの間俯いていると、
『わ、ヒョンジン.......！？』
急にヒョンジンに抱き寄せられた。
「これからは俺に甘えてくれる？」
『ヒョンジンに甘えるの.......？笑』
「嫌なのかよ笑」
『ううん、嫌じゃないよ？やっと甘えられるなって笑』
「あっそう？笑早く保健室行ってきな。今日は歩いて帰ろっか、バスじゃなくて」
『ねぇ、いじめ？笑』
「ごめんって笑」