恋愛のススメ〜北山の場合〜

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それから北山さんは、
専門学校時代の写真とか見せてくれて。


さっき会った大倉さんもそこには写ってた。


まぁ見事に今よりもイケイケの金髪盛り髪のギャル男みたいな北山さんがちょこちょこ混ざってて(笑)


笑っていじってたら、
もう見せてやらねー。っていじけちゃった北山さん。


自分から見せてきたくせに。



アルバムを戻した棚の上には、
賞状とかトロフィーが何個か置いてある。



｢これ、北山さんの？｣

｢そ。ショーとかで貰ったやつ｣

｢へぇー、すごい｣


通りで、あのカットさばきは凄かったもん。


｢やるからにはトップとらねーと意味ねぇし｣

｢北山さんらしいですね｣

｢才能あんのよ、俺｣


んふふって笑ってふざけてるけど。


棚にはヘアカットとか美容関係、会話術に経営学の本やら雑誌がかなりたくさんしまってあるから実は勉強熱心なんじゃないの？



ソファに戻って、
北山さんのリクエストを聞きながら
夜ご飯用の買い物リストを作って。


録画してあったお笑い番組とかを見て。

どうやら私は北山さんと笑いの趣味が似てる様で、同じ瞬間に吹き出す。



そんな事をしてたら、
夕方になっててそろそろお酒も抜けたよねって事で北山さんと、北山さんの車で近くのスーパーへ。





北山さんがカートを押してくれるから、
書いたリストを見ながら食材をカゴへ入れてく。



北山さんのリクエストは、

・肉じゃが
・きんぴら
・焼き魚
・お浸し
・だし巻き玉子

後はお味噌汁にご飯。


買い忘れがないかチェックして、
レジを済ませると2人で袋詰めして車まで荷物を運んだ。

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