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色々とここまでの情報を思い出していると、いつの間にか職員室についた。
『失礼しまーす…』
まだ朝の七時半だったが、既に先生が何人かいた。
『今日からここに転校してくる松本です。あの、羽村先生?はいらっしゃいますか??』
「あぁ、僕です。松本Aさん?で合ってますか??」
私の担任になる羽村先生は、少し若い、敬語を使う真面目そうな先生だった。
『はい。』
これからは、言動には気をつけなければならない。もしかしたら、先生の中に鬼がいるかもしれないから。
…鬼の気配を消せるって結構厄介な鬼だなぁ。
「えーと、松本さんのクラスは一年…………」
人間に完全に擬態するって一種の血鬼術ってことかな??それならただの厄介な鬼だけれども。
でも確か梟谷?ってとこにもそういう鬼がいるらしい。しかもまたバレー部。
鬼ホイホイなのかなバレー部は。
ちなみにそこには善逸が潜入捜査しに行ってる。
大丈夫かなぁ、善逸。
…イケメン見つけて僻んでそう。
「松本さん??一応こんな感じなんですけど、大丈夫ですか??」
『えっあっだっ大丈夫です。』
やっばい聞いてなかった。まいっか。
「それでは、これから簡単に校内案内しますので、着いてきてください。」
『分かりました。』
よし。頑張れ私。
羽村先生に校内を案内してもらっている間、私は怪しい動きをする生徒や先生がいないかをしっかり確認していた。
しかし、特に目立った動きをするような人はいなかった。
「で、ここが体育館です。今は男子バレー部が朝練をしていますね。」
私の入部する予定の、男子バレー部。
ちらっと見た限り、確かに、顔の整った人が何人かいる。
もしかしてそのイケメンが鬼か?
寄ってくる女の子を食べるみたいな……
ありそうだな、それ。
敢えてイケメンに寄っていって食べられそうになった所を斬るのもありかもしれない。
一通り案内が終わり、気づけばもうあと少しでSHRが始まる時間だった。
「あ、もうすぐSHRが始まりますね。では、教室に行きましょうか。」
そう言われ、教室に行く。
僕が呼ぶまで待っていてください、と言われたので、大人しく教室の前で待つ。
ちゃんと、任務を遂行させないと。
私の心は決意に満ちていた。
「松本さーん!入ってきてください!」
呼ばれた。
私はガラガラとドアを開け、教室の中に入った。
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赤兎(プロフ) - フレフレ組尊いさん» そんな事を言って頂けて嬉しいです…!!頑張ります!!!ありがとうございます!!!!! (2020年6月20日 14時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - 赤兎さん» それなです。こんな素晴らしい作品を作ってくれてありがとうございます!更新頑張ってください!! (2020年6月19日 1時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - =クロスオーバーって最高。 (2020年6月16日 21時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
フレフレ組尊い(プロフ) - 好きなアニメ×好きなアニメ=最高 (2020年6月16日 0時) (レス) id: 31d94156fc (このIDを非表示/違反報告)
赤兎(プロフ) - 無月来夢さん» 研磨良いですよねぇ…!私も大好きです!!コメント嬉しいです有難うございます!! (2020年6月14日 17時) (レス) id: 836633cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤兎 | 作成日時:2020年5月24日 12時