米花町の視える子。【名探偵コナン×呪術廻戦】

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「今日、クラスに転校生が来るみたいですよ！」

「えぇ！？マジかよぉ！」

「どんな子なんだろう…！楽しみ！」


今朝、職員室で小林先生に出会った光彦は、転校生の情報をいち早く皆に伝える。喜ぶ3人とは裏腹に工藤新一もとい江戸川コナン、そして宮野志保もとい灰原哀は不思議そうに聞いていた


「こんな時期に転校生か。珍しいな」

「この間1人転校していったから、うちのクラスに来たのね」


コナン然り灰原然り、このクラスにやってくる転校生は一味違う。流石にそう何度も変なな奴は来ないだろうと思っていたが、その予想は大きく裏切られたのである

ガラ、と扉を引いた先には女の子が立っていた。栗色の髪を2つに結い、ハート型のヘアピンを付けた少女。可愛い〜と大半が声を揃える程、少女の顔立ちも随分整っている



「はい！今日から一緒に勉強することになった瀬川Aさんです、みんな仲良くしてあげてね！」


先生の挨拶にぺこり、とお辞儀をする。緊張しているのか人見知りなのか、口数は少ない



「えーっと瀬川さんの席は…」

「先生！！歩美の隣空いてるよー！」

「あら、じゃあ吉田さん！お願いするわね」


歩美の提案により、瀬川は彼女の隣に座ることになった。その前には元太と光彦、後ろにはコナンに灰原と少年探偵団メンバーに囲まれた席である


「私吉田歩美！よろしくねAちゃん！」

『…宜しく』

「こっちは小嶋元太くんと円谷光彦くん、後ろが灰原哀ちゃんに江戸川コナンくんだよ！みんな、少年探偵団に入ってるの！」

『少年…探偵団？』

「えぇ！事件を解決したり困っている人の力になったり！」

「すっげぇんだぜ俺たち！」

『へー』


興味を持ったのか、相槌を打ちながら聞いている。時折にこやかに微笑む顔はどうも小学一年生には見えない。純粋無垢な子どもでは無くどこか達観したような目にコナンも灰原も気づいていた



「…組織の奴らか？」

「……いえ、匂いがしないわ。只者じゃない事は確かだけど」


何か、怪しい。
大人びた少女の横顔を見つめて、コソコソとそんな話をしていたそうな

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