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10話 ページ12

(A*side)
部屋に丁寧にかけてある青いワンピースはいやでも自然に目に入ってくる。そういえばこれゾムさんが作ったのかな…誰がデザインしたんだろう…
あ、鬱さんにメッセージ送らないとな。
[今日はありがとうございました]
あまり考えすぎるといけないので、文字だけのシンプルなメッセージにした。送るとすぐに鬱さんから返事が返ってきた。
[いえいえ、今度はお食事でもどうですか?]
一緒に送られた首を傾げたウサギのスタンプはとても可愛らしかった。鬱さんの方から会う機会を設けてもらうと非常に助かる。気のきく彼のことだからきっと私のことを考えてくれたのだろう…
あのワンピースも返さなくてはならない。鬱さんは快くあげるとまで言ってくれたけど流石にこんなものいただけない。
『…かわいいなぁ…』
あのワンピースを返してしまったら鬱さんに会えることはないのだろう。そしてあのアトリエの人たちともさよならだ。ひとつのけじめをつけなくては…そう決意した。
[是非]

──

ut「ほな、行くか」

鬱さんとは駅前で待ち合わせをした。ジャケットの中はTシャツでこの前より崩れた格好ながらも隣に並ぶのが恥ずかしいくらい様になっていた。
2人で入ったのはガーデンハウスのようなイタリアンレストランだ。ナチュラルな雰囲気は女の子が好きそうな感じですごくかわいい。鬱さんと私はカルボナーラを頼んだ。
『あの…ワンピースありがとうございました。あといろいろ、髪型もメイクも…』
ut「えー!返さんくてええのに…僕が好きであげたんよ?Aさんすごく似合ってたのに」
この人は平気な顔してサラッと褒めるから、照れてしまう…。やばい、このままじゃまた鬱さんのペースだ。
『流石にいただけませんって!あとこれ…』
ut「ん?」
彼はへらっと笑った。

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ハリヤマ(プロフ) - **緋奈**さん» コメントありがとうございます!並びに返信に遅れてしまい申し訳ないです!寒くなると上着も可愛くなってメイクも派手になるので素敵ですよね!頑張らせていただきますのでこれからもよろしくお願いします! (2019年11月17日 22時) (レス) id: 5aa06bc1f4 (このIDを非表示/違反報告)
**緋奈** - 作品読ませて頂きました!主人公ちゃん可愛いです…、そしてsyp君かっけぇです…、秋って可愛い服増えますよね!ベレー帽とか! 季節の変わり目で体調崩しやすいので無理なさらないで下さい!応援してます!! (2019年10月5日 22時) (レス) id: d503bc641e (このIDを非表示/違反報告)
ハリヤマ(プロフ) - 万雷の拍手を。さん» ありがとうございます!まだまだ序章に過ぎないですが、完結まで書ききれるようにがんばります。今後ともよろしくお願いします! (2019年9月22日 14時) (レス) id: 5aa06bc1f4 (このIDを非表示/違反報告)
万雷の拍手を。(プロフ) - すごく好きな作風で感激しました。描写が丁寧で、キャラもしっかり立っていて読みやすいです。ゆっくりでいいので、最後まで書き続けて頂きたい、、!応援しています!! (2019年8月27日 4時) (レス) id: daf68480a8 (このIDを非表示/違反報告)
ハリヤマ(プロフ) - 紫雨??さん» 読んでいただきありがとうございます。改行に関しましては私も気になっていたところでした。出来るだけ増やせるように努めますが、私も試行錯誤して作っているのでご期待に添えない部分があると思います。申し訳ありません。 (2019年8月23日 23時) (レス) id: 5aa06bc1f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハリヤマ | 作成日時:2019年8月14日 1時

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