story26 本心と欺心 ページ29
カノside
キド「わ、分かった。
切るぞ・・・・。」
ツーツーツー....
キド「は、ははは....」
渇いた笑い。
つぼみの癖だ。
‘この渇いた笑い'は悲しいときとか、関わらないでほしいとき・・・
逆に助けてほしいときとかにする。
カノ「つぼみ・・・?」
キド「ん?」
カノ「どうしたの? 電話。」
キド「お姉ちゃんがお付き合いを断ったらしいんだ。」
カノ「お付き合い・・・?
Aさんはモテるでしょ、なんでつぼみにまで報告するの?」
キド「断られたやつが、わた、、私をこ、、、こ、こ、こ・・・」
言葉になっていない。
落ち着かせなくちゃ。
そう思った俺の脳裏にはあの日々の光景が過ぎった。
「修哉、たまには甘えなさい。」
そう言って僕を抱きしめる母親。
狂ってしまわなければ、本当に素晴らしい人だった。
純粋だったあの頃は疑問に思わなかったけど・・・
((ギュッ
キド「ッ!?////」
カノ「安心して。」
真っ赤になるつぼみ。
りんごみたいだ。
キド「ありがとう・・・カノ。」
カノ「いえ、いえww」
キド「な、なんで笑う!?」
本当に、
カノ「可愛いなぁ・・・」
キド「か、かわ////」
カノ「あ・・・・///」
しまった;;
思わず本心を口に出してしまった////
キド「っていうか、カノ。
前から疑問に思っていたんだが、お前はなんでハグするんだ?」
カノ「へ?」
キド「あ、いや・・・
別にそれ以上のことしたいとかじゃないから;;」
カノ「なんでって・・・・
それが僕の最大の愛情表現だから。」
キド「ふーん・・・。」
大好きな人、愛しい人のぬくもりが好きだから。
小さい頃は母さんと抱きついたり、抱きつかれたりしてきたけど、
つぼみ。
僕は母親のように狂ってしまわないだろうか。
君を幸せに守っていくことができるのだろうか。
電話から聞こえてきたセトの声。
「キドを殺すって電話がきたんす。」
欺いていては救えない?
本当の弱虫な僕なら君を救えるというのか____?
story27 不意打ちの微笑→←story25 だってお姉ちゃんだもん。
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みー - センチメンタルボーイフレンドいいですよね! (2018年4月26日 21時) (レス) id: 2ee8203870 (このIDを非表示/違反報告)
騰蛇s - す、すげぇ。私のクラスにもサキちゃんと美羽ちゃんいるわw (2016年1月30日 14時) (レス) id: 4677a359f8 (このIDを非表示/違反報告)
風丸玲名(プロフ) - 沙奈さん» 頑張って下さい^^ (2015年5月6日 13時) (レス) id: 0bd314c255 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - 以前のケロロです!私も占ツク始めました (2015年4月29日 19時) (レス) id: ddcd40aa14 (このIDを非表示/違反報告)
風丸玲名(プロフ) - ケロロさん» ありがとうございます。 今年も頑張ります! (2015年1月2日 13時) (レス) id: 27f352ecde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風丸玲名 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miduki06081/
作成日時:2014年8月15日 16時