第１８話:休日(デヱト)。(1) ページ18
Aの目の前には、敦の顔がある。
その瞳は、真っ直ぐにAを捉えていた。
お互い、顔が赤いのは見なくてもわかった。
どうして、こんなことに...！
＿＿＿＿時は遡ること二時間前。
「ふーんふんふん♪」
朝。Aは、鼻歌を歌っていた。
何故そんなにもご機嫌なのか...それは、
今日、敦とデヱトに行くからだ。
敦は休日をもらったらしく、笑顔で声を掛けてくれた。
と、思いきや「一緒に出掛けよう」と言ってくれたのだ。
それは即ち「デヱト」と捉えても問題はない！筈だ。
身支度を終え、Aは敦の待つ部屋の外へと出た。
「敦！待たせたかな？」
「ううん、大丈夫。それじゃあ行こうか」
にこりと微笑む敦は、Aと共に歩き出したのだった。
「でっか〜...」
デヱトの名所、遊園地へと足を運んだAと敦。
Aは、初めて見る観覧車の大きさに驚いていた。
「乗ってみる？」
「善いの？」
「うん、善いよ」
「やった、乗りたい！」と子供のようにはしゃぐ
Aを、微笑ましい目で敦は見つめた。
「それじゃあ、今空いてるみたいだし、
乗っちゃおうか」
先に中に乗り込み、Aに手を差し出す。
え？と云う顔で見つめてくるAの手を取り、
こちら側に引っ張った。
「ぁ、あ〜あ、そう云うことか...」
Aは、足場が善くないため転ばないようにと
差し出された手の意味がよくわかっていなかった。
あはは、と苦笑いをする敦。
ゆっくりと登っていく観覧車。
Aは外の景色に目を奪われた。
ヨコハマって...こんなに、
「綺麗だったんだ...」
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緑野アリス(プロフ) - 粋さん» コメントありがとうございます！これからも精一杯頑張らせて頂きます！ (2018年6月27日 19時) (
レス) id: 1ea7b4cf06 (このIDを非表示/違反報告)
粋(プロフ) - とてもこの作品好きです！夢主ちゃんもとても可愛いです。更新頑張ってください！ (2018年6月27日 19時) (レス) id: 232d77c3ac (このIDを非表示/違反報告)
緑野アリス(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます！これからも精一杯頑張らせて頂きます！ (2018年6月12日 20時) (レス) id: 1ea7b4cf06 (このIDを非表示/違反報告)
さくら - はじめまして！さくらと言います！このお話とても面白いです(*^^*)これからも頑張ってください！応援してます！このお話大好きです(*^^*)出来たらコメント返してくれると嬉しいです！！！おこがましくてすみませんスライディング土下座 (2018年6月12日 20時) (レス) id: 05de94b2f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緑野アリス | 作成日時：2018年6月12日 17時
