3話 ページ4
そんな私は高校では軽音部に入って、日々を謳歌していて
やっぱりみんながするのは恋バナで
でもそんな恋バナに追いつけなかった
『Aは?彼氏できたこととかあるでしょー!』
『ないないないない笑』
『すきなひとは?』
『…、いないよー』
あの時笑顔に隠したこの想いが実らないことなんて自分でも痛いほどわかっていた
それくらい、好きだった
こんな好きなくらいならいっそ、真ちゃんだって結婚してしまえばいいのに、って
そしたら諦められるのに…って思ってた。
テスト期間は和くんに呼ばれて真ちゃんと勉強したし、私たちが知り合いだってことも和くんの親戚だからってことも他の先生たちはみんな知ってる
だからもっと、よくある先生との恋の漫画みたいに分かりやすくベタベタしてもいいと思ってた
でもそんなこと、できなかった。
和くんに呼ばれておうちで会うと先生の真ちゃんとは別人で、和くんと同い年にみえる
でも先生の時はすごく年上で、絶対に手が届かない人なんだ…と思い知らされていた
気がついたら、…諦めることもできず、ダラダラと高校2年生になっていた
そう、ここまでが私と真ちゃんの今までのお話…
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M - 安定の面白さ。黄瀬じゃないのに、、、今まで緑間普通だと思ってたのに、、、今日、りんさんが書いてくれる緑間に惚れましたw更新頑張ってください! (2020年12月6日 14時) (レス) id: 5e52fa6283 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りん | 作成日時:2020年12月6日 10時