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『ただいま』
何時も通りの部屋に帰る。トントンは今日はまだ業務が終わってないんだろうか、部屋にはいなかった。なんだかトントンがいない部屋は寂しさが何時もより増すように感じる。
疲れきった体は休息を求めてフラフラとした足取りでベッドへと歩み、シンクに飲み込まれるようにベッドへと倒れこんだ。
軍服…血なんて無かったかのように綺麗に洗われていて驚きものだ。血とか洗い流す専用の洗剤とかはあるんだろうな。とりあえずトントンには怒られないからいいのか。
特にすることもなければ、暇を潰せるものもない。どくどくと虚無感が溢れるような感じが心を支配する。
結局人って死ぬまで一人って誰かが言ってたような気がするけど、つまりこういう時に一人で…
rb「死ぬまで一人なんて不謹慎やな。口から考えてること溢れてるで」
後ろを振り返るとそこには、自分と同じくらいの背丈だがこちらを見下してくるロボロの姿があった。
『なんだ…ロボロか』
幽霊でも危険な人でもなくロボロなら多少は安心し、ベッドへと顔を埋めては特に会話を続かせようともしなかった。そして、背中に重みが乗っかり、お腹へと腕が回ってきた。
rb「Aは一人やないからなっ…俺がおるで、ずっと…」
『急にロボロまでどうしたの』
rb「なんかな、ちょっと顔みたくて会いに来たら昨日とは雰囲気変わってて…こう、どんどん薄れて消えていっちゃうみたいな」
薄れて消えていっちゃうか。今の自分ならそうなってみたいくらいだ。自分は皆に希望を与えるだけ与えて結局のところは何もしようとしてないのかもしれない。皆にとっては希望を与えられただけで結局のところ、本当にあるのは希望ではなく絶望であるかもれしない。
『ロボロはさ、私のことどう思ってる？』
rb「はぁ！？急に…？いや、その、す、す、好きなのは変わりないし。ずっと仲良くしてたい！」
慌てて言うロボロは恥ずかしそうに背中へと顔を埋めてきた。
ロボロは私のことを本当に好きなんだろう。せめてにも、その気持ちを踏み躙ることなんてしたくはなかった。
『ごめんね…私のことを好きになってもらって』
rb「いや、俺が勝手に好きになってるだけやしっ！きちんと、Aは俺だけの物にはならないっていうのも分かってる…」
恥ずかしそうに語るロボロに思わず笑みが溢れた。そして、振り返ってはロボロの頬へ手を当てて触れるだけのキスを落とした。
『ありがとう』
このキスはほんの少しの愛情だった。
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Rin - ｼｬｵﾁｬﾝのところ見ててなんか見たことあるって思ったら...え、え、ちょっと待ってください、夢で見ました...え？奇跡...？正夢だったのか...本当に奇跡... (2021年3月22日 15時) (
レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - …...|*･ω･)ﾁﾗｯ。あの...41話が行方不明ですよ(ﾎﾞｿｯ)いつも応援してます！！！(クソデカボイス) (2020年8月4日 0時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - tntntntnさん» tntn (2020年7月20日 22時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
tntntntn - 神ですね。語彙力の低下 (2020年7月20日 22時) (レス) id: 90c9bf8c0a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - こうめさん» ありがとうございます！更新がんばります (2020年6月12日 7時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんなのあいじん | 作成日時：2020年5月6日 19時
