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生まれたときは幸せだった。生まれたときは。
優秀な人材しか入れない会社に入社し、安定した収入を得る父親。
学校でコンテストに何回も入賞するほど身形が整った母親。
不自由なんてないのだろう。
見た目だけは。
実際は、父親の不倫。それにより母親はうつへと化した。
お互いに俺がいるから離婚はしないでおこうと決めていたらしい。
離婚できなかったのは俺のせいということ。
もちろんこんな状況で幸せな家庭なんて手にできるものじゃない。
父親は夜遅くに女の臭いを漂わせて帰ってきたり、たまには帰ってこない。
少しは未練があったのだろう母親はさらに心を病ませた。
そして、俺がさらに崩れかけた日。
そのときは母親に学校のプリントを渡そうと近づいたときだった。
kn「母さん…これ、お父さんの名前で…」
「うるさいっ！あっちいってろ！！」
ﾊﾟｧﾝ
これは俺が初めて殴られた時だ。いまでも覚えてる。左頬をビンタされたことを。
そらからだった。母親が日常的に暴力を振るうようになったのは。その暴力は虫けらでも潰すようにしか思われてないのは分かっていた。
それでも少しは愛情を求めようとした自分が馬鹿だったんだ。
俺は歪んでいった。
…
だから
だから…
こんなに優しくせんといてや。
『コネシマのことは嫌いなんかじゃないよ。まだ向き合えてないだけ！』
kn「嘘やろ…俺のこと嫌いやって…」
『そんなこといつ言ったって？私は言ってないよ』
kn「でも、本心ではそうなんやろ」
『そんなこと思ってないって』
kn「でも…」
彼女の真っ直ぐな目は嘘をついているようには見えなかった。
そんな綺麗な目で見てほしくはなかった。俺の汚さが浄化されてしまう。
早くその目をそらしてくれ。
もう分からなくなってきた。
自分の左頬を水が伝う感触がした。
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Rin - ｼｬｵﾁｬﾝのところ見ててなんか見たことあるって思ったら...え、え、ちょっと待ってください、夢で見ました...え？奇跡...？正夢だったのか...本当に奇跡... (2021年3月22日 15時) (
レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - …...|*･ω･)ﾁﾗｯ。あの...41話が行方不明ですよ(ﾎﾞｿｯ)いつも応援してます！！！(クソデカボイス) (2020年8月4日 0時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - tntntntnさん» tntn (2020年7月20日 22時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
tntntntn - 神ですね。語彙力の低下 (2020年7月20日 22時) (レス) id: 90c9bf8c0a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - こうめさん» ありがとうございます！更新がんばります (2020年6月12日 7時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんなのあいじん | 作成日時：2020年5月6日 19時
