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シャオロンはシンクの前に立っていた。右手には包丁。左手は真っ赤に染まっていた。
シンクには水と共に血が混ざり、さらさらとした赤い液体が流れていた。
『シャオロン…？』
肩を小さく揺らしたあとにまるで怯えた子犬のようにこちらを振り向いた。振り向いた顔は涙ぐんで何かを訴えるようなそんな顔。
sho「どないしたん…？俺んとこに来て…」
『どないしたじゃないよ…その腕…』
sho「なんでもないわ…Aが気にすることとちゃうよ」
シャオロンは本当のことを偽るような笑顔で言った。こんなバレバレの偽りなんて、逆に誰かに気づいてほしいとしか思えなかった。
『でもっ！…痛くないの？』
sho「痛いで？それだけでなんも感じへんから大丈夫」
『大丈夫って…ダメに決まってるよ！ほらとりあえず治さないと…』
傷ついた腕を見ようと触れに行くがシャオロンはそれを拒むように腕を背中に隠し後退りする。
『なんで離れるの』
sho「あんま見んといてほしい…」
『見ないとどうしようもないでしょ？』
sho「でもっ…！これは俺が満たすためにやっとるだけやからっ！人に口出してほしくないんや！！」
人に口出して欲しくないというが、目には涙を浮かべて、口は今にも泣き出しそうに歪んでいた。
明らかに大丈夫なわけがない
『…ねぇ、もっとこんな言葉しなくても頼る人はいるんじゃない？』
sho「…」
『辛かったね…ごめんね。気づけなくて』
シャオロンの方へ足を進めた。今度は後退ることなくその場に立っていた。
『私にならもっとシャオロンのこと分かってあげるよ』
シャオロンの隠していた手を掴み、目の前で優しく包むように握りながら言った。
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Rin - ｼｬｵﾁｬﾝのところ見ててなんか見たことあるって思ったら...え、え、ちょっと待ってください、夢で見ました...え？奇跡...？正夢だったのか...本当に奇跡... (2021年3月22日 15時) (
レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
Ayame(プロフ) - …...|*･ω･)ﾁﾗｯ。あの...41話が行方不明ですよ(ﾎﾞｿｯ)いつも応援してます！！！(クソデカボイス) (2020年8月4日 0時) (レス) id: b3758e01fb (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - tntntntnさん» tntn (2020年7月20日 22時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
tntntntn - 神ですね。語彙力の低下 (2020年7月20日 22時) (レス) id: 90c9bf8c0a (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - こうめさん» ありがとうございます！更新がんばります (2020年6月12日 7時) (レス) id: ba86ab62db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんなのあいじん | 作成日時：2020年5月6日 19時
