爆豪(妹)と霞柱 (ページ5)

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4.魔の午後ページ5

｢──で、ここから斜方投射するから…｣

眠い。とても眠い。

午後の授業ってなんでこんなに眠いの

カクンとなる度に勝己に後ろからつつかれる

｢おい、起きろや｣

うん、分かってるよ。この先生居眠り見たら激おこぷんぷん丸になるの知ってるよ

でもね。人間の三大欲求には勝てん

1、食欲

2、性欲(←まぁ、これは今は関係ないね)

そして3

睡眠欲!!!

私は人間のありのままの欲求を満たしてるだけなの!!

Q.E.D!証明終わり!

『んがっ……』

チョークが飛んできました

勝己がやれやれというように肩をすくめた

チョークにより赤くなったおでこを擦りながら泣く泣くノートをとる

カクッ…

やばい。また睡魔が…

今度こそ瞼くっつく…

いてっ

｢"おいっ、外見ろ"｣

そう書かれた紙が後ろから飛んできた

外？

私は左を向いた

そして黒板に視線を戻した

両目に2回ずつ目薬をさしてまた左を向いた

『!?!?!?!?!?』

いや眠気吹っ飛んだわ

『トキトウサン……』

なんでいんの…!?

ここ5階よ!?

時透くんはコンコンだけに私に聞こえるくらいでガラスを叩いた

『先生、スクリーンが見にくいので、カーテン閉めますね』

私は何も見ていない私は何も見ていない私は何も見ていない私は何も見ていない私は何も見ていない私は何も((

｢(A、今日僕の屋敷に来て？)｣

いやなんでだよ

閉める寸前に、んべっと嫌な顔をして閉めた

………ようとした

｢(分かった？)｣

口パクでそう言う時透くんの目がマジだったので高速で頷くことしか出来なかった

時透くんは私が頷いたのを見るとニコリとして飛び降りた

だからここ5階!!!