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30話 ページ31

目が覚めると布団の中だった。


天元と飲んでいたのは覚えているが、途中から記憶が途切れていた。



食材を買い足そうと町を歩いていると、たまたま天元と遭遇した。




布団を出してくれたのは天元だと発覚したが、今現在何故か説教を食らっている。



天元「いいか、これからは誰かと2人きりで酒を飲むな。飲むときは大勢で飲め。洋酒は飲むな。




易々と男を屋敷にあげるな。隙を見せるな、危機感を持て。わかったか?」





貴「えっと・・・うん」



色々言われすぎて、最後の危機感を持てしか頭に入らない。



怒られるからとりあえず返事をすると、ガシッと頭を掴まれた。




天元「おいその返事わかってねぇな」


貴「潰れる!頭潰れる!」



ギリギリと音がするほど掴まれるが、天元は「はぁ・・・」とため息をついて力を抜いた。




天元「お前は一回痛い目見ねぇとわかんねぇかな」


貴「え、何する気?」



天元「お前には言わねぇよ」




んべ、と舌を出して去っていく。何なんだあの男は・・・



あぁいけない、買い物の途中だった。



八百屋へ行き、えーと・・・と考える。


貴「おじさん、茄子と玉ねぎ・・・蓮根、人参、大根ちょうだい」



「おっ、Aちゃん!怪我してるじゃねぇか、家まで持っていこうか?」




貴「ううん、こう見えて力持ちだから大丈夫。ありがとう」



「今日はいい薩摩芋が入ったんだ、ちょいと重いがおまけしとくよ」



貴「いつもありがとう、おじさん」


いざもらうとずっしりとしている。一気に買いすぎたな。




漬物は別の日に買うべきだったかもしれない・・・


片手で大丈夫かな、と思いながらしばらく進むといきなり荷物が軽くなった。




貴「???」


振り向くと、隊服を着ている杏寿郎が立っていた。今できれば会いたくない人物である。



杏寿郎「その怪我では辛いだろう!」



貴「あ・・・ありがとう」




隊服を着ているということは、任務の帰りなのだろう。




結局全部持ってもらってしまった・・・・と少しの罪悪感。


何だか申し訳ない、と思いつつも甘えることにした。





大正コソコソ噂話
Aの容姿は、銀髪金眼です。長さは鎖骨まであり、基本結んでいません。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:アニメ
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にんにく - 煉獄さんがしのぶのところに足を運んでいたのは、てっきり華さんが妊娠でもしてるのかと思ってました!でも読み返してみたら、2話でも華さんが簪を指しても「買ってあげよう」とは言ってませんし、伏線?が散りばめられていたんですね…。続編楽しみです! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 315083b1b9 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - 初めてこんなに続編が気になる作品に出会えました。これからの進展がすごく気になります!続編もすぐ読ませてもらいます! (2019年11月17日 13時) (レス) id: d43f11df13 (このIDを非表示/違反報告)
中二病者です!(プロフ) - 次の作品も続編も楽しみに待っています!だけど、冬の季節になったので体調には十分気をつけてくださいね!更新楽しみにしています! (2019年11月17日 7時) (レス) id: ab06cdee91 (このIDを非表示/違反報告)
はず - 作者様…!とても気になります!読んでいてとても楽しいです。更新頑張ってください!応援してます!! (2019年11月16日 18時) (レス) id: 91e1062183 (このIDを非表示/違反報告)
さやか(プロフ) - おおお!!ついについに来るのか?来るべき時が来るのか?? (2019年11月16日 0時) (レス) id: 70d7a9e017 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みっど | 作成日時:2019年11月3日 21時

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