運命の恋、拾われました.13

2017.03.＊＊ ページ45

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岩「ねぇそういえばさ、俺らってビデオ通話した事ないよね？」

「そうだっけ？」

岩「なんでしてこないの？」


セドナから帰国してきた夜の事。お互い時差ボケで寝るに寝られず、ソファーに座ってボーっとTVを流していたら突然そんな事を言われた


「なんで、って....だってアレ、恥ずかしくない？」

岩「なんで？」

「だから....自分にカメラを向けている状況がなんか恥ずかしい」

岩「え？なんで？」



この人、なんで？しか言えなくなっちゃったのかな？
3歳くらいの子供みたいだ



「私、写真撮る事は好きだけど、撮られるのは好きじゃないから」

岩「あ〜、確かにAが自撮りしてるのとか想像できないかも。笑」

「え？なんで笑ったの？」



『だってAが決め顔しながら上目遣いになるようにカメラを上にして、こう....ってやってるの想像したら、、、笑』って自分でやって想像して笑ってる。いや、想像で笑うとか失礼過ぎない？


なんかムカついて『私にだって出来るし！』って、実際にスマホを上の方で構えて顔を傾け、上目遣いになるように.....って、この角度めっちゃしんどくない？？女子の皆、いつもこんな首曲げてしんどくないの？！？！


岩「ぎゃははっ！！ひ〜〜、ヤバいっ！笑 これ以上笑わせんなって！笑」


人が真剣にキメ顔とキメ角度しようとしてるのに隣で過呼吸になりそうなくらいヒーヒー言って笑ってる彼氏。うん、はっきり言わなくてもひどい



「＿＿＿＿みんな、こんな苦労して写真撮ってるんだね」

岩「いや、女の子は自分の可愛く見える角度とか研究済みで、写真撮る時は自然に出来るんじゃない？」

「だったら尚更努力の賜じゃない。すごいなぁ」


岩「そこ感動するところ？ ねぇ、俺だって日々いい写真撮ってもらえるようにポージングとか研究してるよ？褒めて、褒めて〜♡」




「＿＿＿＿＿＿で、ビデオ通話がなに？」



剛典を軽くあしらって(無視とも言う)話を本線へ戻す



岩「あーそうそう。明日の雑誌の撮影の時にインスタライブやるらしいんだけど、視聴者のみんなとビデオ通話してる風でやるんだって〜」

「へぇ！ファンのみんなが喜びそう！！」

岩「んで、そういえばAとした事ないなぁ、って思って！」

「そう言えばそうかもねぇ〜」


岩「だからさ、練習がてらビデオ通話しよっ！」



＿＿＿＿＿＿はい？？？？？





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