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岩「本当に、マリッジブルーだったりする?」
「ううん。違うの」
岩「う〜ん、じゃあ、、また誰かに脅されてたり?」
「ハズレ」
岩「あ、誰かに告白された、とか?」
「ざんね〜ん」
剛典と話していると、何故か笑顔になれる。どんなに悩んでいても悲しくても、必ず笑顔になれてしまう
こうなってくると、悩んでいたことが大したことじゃない事の様に思えてくるから、本当に不思議だ
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私は意を決して伝える事にした
言わなきゃ、前に進まなきゃ、、これは二人の事なんだから、、、剛典に言わなくて、どうする
「_____あのね、、
実は、その......あの......遅れてて......」
岩「へ?何が?_______って、
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え???」
勘の良い剛典だから、すぐに私の言わんとすることが分かったんだろう
剛典の表情を見るのが怖くてギュッと目を瞑って下を向いた
_____つまり、私は、、彼にどういう反応をして欲しいんだろう....
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岩「_____だからか」
「____え?」
岩「体調悪そうだったのも、情緒不安定だったのも、だからかな〜?って」
思わず顔を上げてしまった私の目に映ったのは、何か答えを見つけたような剛典の顔
ニコニコした、いつも通りの、、剛典だった
「え?驚かないの?怒らないの?」
岩「いや、ビックリはしてるけど、怒るわけないでしょ。笑」
え?
いつも通り過ぎて逆にコワイ
え?もしかして分かってない??
「_____生理が、遅れてるんだよ?」
岩「分かってるよ。笑」
「_____もしかしたら 岩「妊娠、してるかもって事でしょ?」
剛典からその言葉を聞くのはもっともっと先だと思っていたから、急に心臓が早くなる
岩「A、ありがとう。
大変かもしれないけど、一緒にその子、育てて行こう」
ぎゅっと抱きしめられる
彼のいつもの匂いにとても安心する
でも耳に伝わる彼の鼓動がいつもよりうんと早くて、彼もきっと不安で悩んでいるんだろうな、っていうのが伝わってきた
きっと私を安心させるためにそう言ってくれたんだろうけど、彼自身も相当悩んでいるに違いない
だって以前ヒロさんに結婚したいというのを報告した時、彼は『順番は間違えない』とはっきり伝えているから
_____________だから、この話は簡単ではないんだ
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みちゅ(プロフ) - りのさん» ありがとうございます!月に一度!!作者より多い(笑)そんなに読み込んでもらえるなんて作り手冥利に尽きます。これからも更新頑張ります! (2018年9月18日 12時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - みーゆーなーさん» お返事遅くなりました!こんな更新の遅いお話にそんな事言ってくださって嬉しい限りです。14章、公開させてもらいましたので是非!! (2018年9月18日 11時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 初めまして!月に一度は1章から読んでます^ ^14章も楽しみにしています♪ (2018年8月31日 17時) (レス) id: 2a50d2a929 (このIDを非表示/違反報告)
みーゆーなー(プロフ) - 初めてコメントします。いつもドキドキしながら読んでます!1日の終わりに読むこの時間が至福の時です♪14章も楽しみにしています! (2018年8月28日 23時) (レス) id: d7a3d0d082 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - みちゅさま コメントありがとうございました。すみませんでした。 (2018年8月10日 12時) (レス) id: 3c3903dd1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちゅ | 作成日時:2018年7月13日 10時