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許すもなにも。
タカの言ったことはごもっともだった。その後の行動については私よりも剛典の方に許しを請うべき事だと思うし。
「____こんなヤバい物がお詫びの品なら、どんどん悪い事してくれたらいいのに」
岩「おいっ!ブラックAが出てきてる!笑」
ゆっくり、慎重に。ビニールの袋すら破れない様に。そうやってニヤニヤしながら開けている自分を彼氏に見られているという、なんとも恥ずかしい状況だ。
そして、開けるとなんとなくふわっと香ったタカの香水の香り。この状況とその匂いで、なぜか顔に熱が集まっていくのが分かった
岩「_____ちょっと。それはダメ」
「いや、ちがくて...」
岩「何が? いま絶対、変態な事考えてた顔してた!」
ちょっと待って。私ってばそんな事も顔に出るんですか?それとも剛典が私の表情を読み取り過ぎなのか?!
「ち、違うもんっ!
ただ、嬉しくってニヤケながらパッケージを開けてる所を彼氏に見られてる、ってゆう恥ずかしさからの、この表情だもんっ!」
岩「へぇ。俺にはそのパッケージからの残り香を嗅いでるように見えたけど?」
「......」
ドンピシャで言い当てられて、何も言い返せない
岩「分かり易いんだよ、Aは。匂い嗅ぐとき、鼻の穴広がるんだもん。笑」
思わず鼻を手で隠す。今更隠したって無駄な事は重々承知だ。
岩「_____この、芸能界に関心のないAをここまでさせるワンオクって、、タカって.....
やっぱすげぇよな」
私の隣に来てCDを手に取る。複雑な表情なのは先ほどの私の変態っぷりのせいではないハズだ
だって、同い年だもんね
比べる所ではないのかもしれないけど、同じように表舞台で活躍している二人。そして知り合いでもあって....
お互いがお互いを意識するにはそれだけで充分だろう
「うん。すごいよね。だってワールドツアーもしてるもん」
つまりは世界中にワンオクのファンがいるという事
この人たちの曲に、声に。心奪われる人が何千万、いや何億人といるという事だ
普通に考えて凄い
岩「負けてらんない」
彼がパッケージからCDを出して、デッキに入れた
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みちゅ(プロフ) - りのさん» ありがとうございます!月に一度!!作者より多い(笑)そんなに読み込んでもらえるなんて作り手冥利に尽きます。これからも更新頑張ります! (2018年9月18日 12時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
みちゅ(プロフ) - みーゆーなーさん» お返事遅くなりました!こんな更新の遅いお話にそんな事言ってくださって嬉しい限りです。14章、公開させてもらいましたので是非!! (2018年9月18日 11時) (レス) id: 9bddc918db (このIDを非表示/違反報告)
りの(プロフ) - 初めまして!月に一度は1章から読んでます^ ^14章も楽しみにしています♪ (2018年8月31日 17時) (レス) id: 2a50d2a929 (このIDを非表示/違反報告)
みーゆーなー(プロフ) - 初めてコメントします。いつもドキドキしながら読んでます!1日の終わりに読むこの時間が至福の時です♪14章も楽しみにしています! (2018年8月28日 23時) (レス) id: d7a3d0d082 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - みちゅさま コメントありがとうございました。すみませんでした。 (2018年8月10日 12時) (レス) id: 3c3903dd1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みちゅ | 作成日時:2018年7月13日 10時