きす ark ページ7
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あらきさんの顔がドストライクすぎる。
いやもちろん中身も好きだよ?もちろんね?だけどまず顔が大優勝すぎるのだ彼は。写真を撮ろうとすると「なぁーに撮ってんの」と照れているのかあんまり撮らせてくれないし、私がかっこいいと褒めると、可愛いと返ってくるのでいつも私が撃沈している。
この前あらきさんとふとそういう雰囲気になりキスをした。私はいつも目があったら恥ずかしい思っているので目を開けれていない。…でも絶対にかっこいいと思わない?
『あらきさん!キスして!』
「…は?」
私が突然そういうとあらきさんからは素の反応が返ってきた。スマホを片手にキラキラとした目であらきさんを見つめると察したのか少し笑った。
「ちょい、このスマホはなに?」
『いやキス顔とっちゃおかな〜…的な?』
「だめに決まってんでしょーー、はい没収〜」
そういうとあらきさんはスッと私の手からスマホをとった。私のスマホ…あらきさんのキス顔…。
取り返そうと思ったが私より背が高いあらきさんが手を上げてちゃ届くはずがない。諦めてあらきさんを睨むと「そんなかわいい顔してもだめです」とデコピンされた。
「とゆうか普通にキスしたらいいじゃないっすか」
『いや、まあそうなんですけど、』
「でしょー?はい、目閉じて下さーい」
あらきさんはそう言うと強制的に私近くに寄せて唇を合わせた。突然のことに思わず息が漏れるとあらきさんは私の頭をゆっくり撫でて離れた。
いやもうこれは私が目を開けるしかない!!
そう思い目を閉じたままもう一回とおねだりするとあらきさんは私の腰に手を回し先程よりも密着した状態でまた唇を重ねた。
ゆっくりと目を開けるとあらきさんを目を開けていて思わず驚く。するとあらきさんは少し広角を上げてキスを深くした。恥ずかしくてまた目を閉じる。
『んー、んっ、ちょあらきさ、』
「…俺いつも見てんのバレた?」
『い、いつもって、』
「いやーーAかわいーから目閉じれないんっすよね〜」
あらきさんは当たり前のようにそう言った。
…いつも私のキス顔見られてたってこと!?あまりの恥ずかしさに顔を赤くするとあらきさんは笑ってまたキスをしようと私に近づく。
もう絶対目開けられないじゃん!!
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作者名:みるる | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/Nagisa-Aonami/?w=1
作成日時:2021年11月28日 19時