【wrwrd】それからオレは有能力 参

大好きだから、さよなら ページ27

you side


pk「...話、付いた？」

「うん」


門の外で待ってくれていたぴくとと合流する。
2人とも荷物は大量で大変そうだが、きっと大丈夫だろう。
確信はないけど←


pk「で、やるならちゃちゃっとやるよ」

「ん、じゃあぴくとが良かったら合図して」


そう言うとぴくとは手を前に差し出す。
私もそれに合わせて手を前にやると、魔法が発動する。
周りに魔力が舞う。
これで、いいんだ。
無能の私は、思い出に残らないように消しゴムで消さないとね。


『記憶(メモリアル)』


爆風が吹くと、辺りは何事もなかったようにまた人々が風が止んだのを確認して先程していたことをまたやり直す。


pk「うへぇ......魔力の減りヤバいねこれ」

「私がほとんどなんですけど？」

pk「まぁまぁ(笑)」

pk「馬車も呼ぶ暇無いし歩くぞ〜」

「はぁっ？！呼んどいてって言ったじゃん！」

pk「あれぇ〜？そんなこと言ってたっけ」

「コイツぅ......」

pk「アハハw」

「......じゃ、先に何処行く？」

pk「まず日営国行って〜...」



そんな話をしながら私達の新しい旅が幕を開けようとしていた。


さよなら、大好きだった人達。

また会う日まで(また私を思い出すまで)

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