#47 ページ47
道枝side
西畑「…みっちーはさ、俺といて楽しい？」
道枝「え？」
西畑「あー…めんどくさいやつやな、ごめん」
道枝「楽しいです。…大吾さんと一緒だから楽しいんです。」
西畑「…みっちー…。ありがとう。それ聞いて安心した。…俺も、道枝といる時間が一番楽しい。」
道枝「！」
…楽しい、けど…寂しい。
明日になれば、この記憶はなくなる。忘れてしまう。
この気持ちですら、消えてしまう。
西畑「…あ、終わってもうた。みっちー、新しい花火取ってく」
ギュ
西畑「！…みっちー？」
道枝「っ…」
気づけば俺は、大吾さんの手を握り、泣いていた。
離れてしまいそうで怖かった。離れたくなかった。
道枝「っ…ごめ、なさいっ…急に」
そう言って大吾さんの手から俺の手を離した。
が、また繋がっている。
道枝「…っ…え…？」
西畑「…泣かんといてよ。繋ぎたいんやろ？繋ごうや」
道枝「でっ、でもっ…」
西畑「ええの。…みっちーのしたいこと、俺もしたいねん」
道枝「っ……」
西畑「…怖い？」
そう言われ、俺は頷く
西畑「…忘れへんよ。約束する」
道枝「…忘れんといてください、絶対」
西畑「…ふふっ、忘れへん。絶対」
この人はどこまで優しいのだろう。
西畑「…さ、みっちーの花火も終わっとるし、一緒に取り行こ。花火」
道枝「…はい」
そして、新しい花火に火をつけた。
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のーの - コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！続き楽しみにしていてください！ (2022年8月16日 6時) (
レス) id: 605ab9f495 (このIDを非表示/違反報告)
ｓｍ推し - お話を読んで凄く胸が締め付けられました。続き楽しみにしていますので無理なさらずに頑張って下さい(^^♪。 (2022年8月16日 1時) (レス) @page2 id: 944bdeebdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のーの | 作成日時：2022年8月14日 22時
