三の闇 ページ4
俺と男の人は同時に地面へと倒れこみ
ほおり投げられた禰豆子の箱の前へと俺は立った
炭治郎「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら
柱なんて辞めてしまえ!!!」
伊黒「(富岡が横から口を挟んだとはいえ、不死川に一撃をいれた……)」
不死川「てんめェ……ぶっ殺してやる!!!」
鋭く睨みつけられるが俺も負けじと睨みつけた時だった
子「お館様のお成りです」
屋敷の中から子供、そしてさらに顔に火傷のような傷を負った男の人が小さな女の子に手を引かれてやってきた
産屋敷「よく来たね…私の可愛い子供たち
おはよう、みんな。今日はいい天気だね。空は青いのかな?」
するとさっきまで睨んでいた人も含め全員が膝をつき、頭を下げていた
俺がぼんやりしていると、頭突きをした男が勢いよく俺の頭を地面に押し付けた
速い…反応できなかった!!
不死川「お館様におかれましても、ご壮健でなによりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます」
産屋敷「ありがとう、実弥」
不死川「恐れながら、柱合会議の前にこの竈門炭治郎なる鬼を連れた隊士についてご説明いただきたく存じますがよろしいですか」
あの凶暴な話し方からこの変わりよう…
このお館様と呼ばれる人がこの組織で一番偉い人なんだろう…
俺が色々と考えているあいだに、何やら鱗滝さんからの手紙が読まれた
子「炭治郎が鬼の妹と共にあることをお許しください。禰豆子は強靭な精神力で人としての理性を保っています。飢餓状態でも人間を喰わず、そのまま二年もの月日が経過しました。
俄に信じ難い状況ですが、紛れもない事実です
もしも禰豆子が人に襲いかかった場合は竈門炭治郎および
__鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫びします」
炭治郎「!!!!」
柱「「!!!!」」
涙が零れた……
この俺のために、富岡さんは、鱗滝さんは命をかけてくれたんだ……
すると突如、不死川と呼ばれる男が腕を刀で深く切りつけた
炭治郎「!?」
胡蝶「不死川さん!何を!?」
不死川「ふざけるなァ……死にたいなら勝手に死に腐れよ……この鬼が人を襲うことを証明すればいいんだろォ?
そんなもん簡単じゃねぇか!!!」
男は禰豆子の箱を手に持ち、お館様と呼ばれる人に許可をもらって屋敷へと上がり込んだ
不死川「ほらァ!!出てこい鬼ィ!!!お前の好きな人間の血だァ!!!」
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Saku Saku(プロフ) - 面白いです。続きが楽しみです。 (2020年6月1日 7時) (レス) id: a54c72ba26 (このIDを非表示/違反報告)
Soa?(プロフ) - 急で申し訳ないのですが、もう更新されないのですか? (2020年2月19日 4時) (レス) id: d2582c1b2a (このIDを非表示/違反報告)
りお - すごい面白かったです! (2019年11月20日 1時) (レス) id: 28bc96d431 (このIDを非表示/違反報告)
ミュリアム(プロフ) - ツクヨミさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2019年11月9日 9時) (レス) id: 221b7a1bc3 (このIDを非表示/違反報告)
黒月(プロフ) - 訂正で善逸の名前間違えてしまってますよ。 善一ではなく逸材の「逸」ですよ。 話面白いです。 続き首を長くして待ってます。 (2019年11月9日 3時) (レス) id: 00ef7cdcbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミュリアム | 作成日時:2019年10月29日 1時