極道の若頭がブラック本丸へ参る

処罰 ページ6

勢いよく襖を開けた


A『邪魔すんぞ』


中に入れば、鈴村の下に何やら着物が脱ぎかけの美男

へぇー？目に三日月がある……


A『おーおー？好き勝手やってるらしいな？鈴村』


鈴村「ひぇ！！？わ、若！？なぜここに！」


A『いやなに、政府に助けを求められてな？まぁ、これ以上霧島の名に泥塗られても困るんだわ


てことで……死ぬ覚悟、出来てんだろうな？』



声を低くし睨みつければガタガタと震え出す

情けねぇ


A『おい、三日月と言ったか？』


声をかければビクリと体を震わせながらも俺の質問にコクリと頷く


A『外に薬研が待ってる、行け』


倒れ込んでいる三日月の体を起こし、服を整えさせてから外へ向かわせる


三日月「お、お主は…」


A『俺か？俺は……こいつを処罰しねぇといけねぇからよ………よく頑張ったな、外で待ってろ』


そう言ってクシャと頭を撫でて背中を軽く押す


オドオドしながらも俺の指示通り部屋の外へ出ていった







A『さて』

鈴村「(ﾋﾞｸｯ)」


腰を抜かして座り込んでいる鈴村の前にしゃがみこむ



A『神様相手に好き勝手したらしいじゃねぇか？お前はそんなに偉いやつだったか？え？』


鈴村「わ、若！！でもですね？あいつらは所詮刀！道具なんですよ！！どう扱おうと俺のじゆ(ｻﾞｼｭｯ！！)


っぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！！」


勢いよく鈴村の足から血が吹き出す


俺は冷めた目でこいつに刀を振り下ろした



A『てめぇはよ……昔習わなかったのか？物は大事にしろってよ？幼稚園児でもわかること、大の大人が分かってねぇとは……呆れてモノも言えねぇわ』


鈴村「あ、ぐぅ」


さらに俺は刀をズブズブと深く刺していく


鈴村「いぎゃぁぁぁぁぁ！！！」


A『おら、次はどこがいい？腕か？耳か？目か？』


鈴村「や、わ、許し、」


どの選択肢にも首を横に振る


ワガママだな


まぁ＿＿＿＿＿(ｻﾞｼｭｯ)


A『最初からてめぇに選択肢なんざねぇけどな』


ゆっくりと鈴村の頭が地面へ落ちていく


頭がなくなった胴体はそのまま横たわって息絶える





A『ﾁｯ……汚ぇな』


刀についた血を手ぬぐいで拭き取り腰に戻す


……この死体は後から政府がどうにかすんだろう


とりあえず今は………ここの奴らをどうにかしねぇと


政府は俺の『条件』飲んでくれたしなぁ…


ひとまず、様子見に行ってみっか

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