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放課後
今日から、委員会の手伝いが始まる。
他の五年生、(主にAとB)がキャッキャと楽しみそうにはしゃいでいる。
志位「はー...面倒...」
濔「怪我しないといいな...あと、雰囲気もいいと良いな。」
この二人は、ただやりたくないだけだったり、忍たまと関わることに心配性なだけで、しっかりと仕事はしてくれるだろう。
だが、問題は『私だ。』
『学級日誌は書き終えたでしょ、委員長の方々に挨拶したでしょ、あと...』
思い詰めた顔をしながら、ブツブツとやったことを確認する。
初めての試みで、内心穏やかじゃない。だが、
『えーっと、今日は生物委員会の手伝いだから...飼育小屋にいけばいいのか。
委員長代理の竹谷さんも5年生だから、これを機に仲良くなりたいな...』
これから始まる出会いに、ワクワクしていた。
◇◇
活動場所の飼育小屋に着いた。
だが、人は見当たらない。
『あれ?間違ったかな...?』
キョロキョロと周りを見渡していると、下からシャーッという音が聞こえた。
『?...わっ!!へ、蛇!?』
下を見ると、蛇の目の模様の茶色の蛇が、足に巻き付いてきていた。
『びっくりしたぁ...蛇か...
ん...確かこの蛇、毒があるって聞いた気がする...』
そのことを思い出し、足からふるい落とさなかった数秒前の自分に感謝する。
噛まれないようにそっと持ち上げると、意外にも人懐っこいのか、首に巻き付いてくる。
毒があることを自覚しているので、ビクビクと怯えざるを得なかった。
『全く。この蛇の飼い主はどこに...』
また周りを見渡していると、
「お姉さん誰ですか?」
と、下から聞かれた。
青緑の忍び装束に、丸や四角のような模様。
生物委員会の人がいたことから、安心と、(一年生だ。ちっちゃい。可愛い。)という物珍しさを感じた。
『生物委員会の子かな?私Aって言います。くのたま5年生です。
お手伝いに来たんだけど、人がいなくて困ってたの。』
「!虎若!お手伝いの人だって!」
腰を折って、自己紹介と目的を話すと、顔を明るくして、誰かを呼んだ。
「えっ!お手伝いしてくれるんですか!?孫次郎!!」
「ほんとだぁ...こんにちわ〜。一平〜」
一人を呼ぶと、二人三人と小屋の裏から出てくる。
ゴキブリのようだと思ってしまった私は、殴られたほうがいいだろう。
「!じゅんこ...!探したんだよぉ〜!!」
『え』
この後、後輩に激突されて倒れたことは誰にも話してない
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もち米マン(プロフ) - コメント失礼します!お話し面白くてスラスラ読めます!19,20話が抜けていますがミスでしょうか?確認お願いいたします(..) (9月9日 21時) (レス) id: 483e70a4e0 (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - 待って最推し、、めちゃめちゃ心臓にキて好きです…最高に私得すぎる。。更新楽しみにしてます、! (8月24日 3時) (レス) @page12 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
勘ちゃんに食べられたいお菓子🍡 - 更新頑張って下さい!!!!!正直に言えば夢主ちゃん以外のオリキャラがいなければええな〜って思いました!まぁ、それを無視して読んでます。アンチではないのでご安心を!!!!!!これからも暇さえあれば読んどきます! (2023年2月12日 0時) (レス) @page34 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
シュモくん(プロフ) - 小桜さんすみません( > < *)՞՞確認不足でした!ありがとうございます。 (2022年11月5日 19時) (レス) @page23 id: b925ba0735 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - 19ページの数馬くんの説明(?)のところ、保健が保険になってます。一応、お伝えしときます! (2022年10月16日 23時) (レス) @page19 id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シュモ | 作成日時:2022年8月10日 15時