糸が結びつくその日まで。～spring～ (ページ7)

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入学式の準備も無事終え、今日はこれにて終了。

舘「よし。じゃあ明日はみんなお休みだから

明後日に備えてゆっくり休んでください。

愛崎さん、これ終わったら3階の古典資料室に日誌

持ってきてね。」

貴「はい。」

舘「よし、じゃあ終わり。ラウール、

号令かけてください。」

ラ「起立、礼。」

「「ありがとうございました。」」

美「A、私部活あるから先行くね。」

貴「うん。また明日ね。」

みんなが次々下校していく中、日誌を書いていく。

宮舘先生、優しいってのはわかるんだけど

何を考えているかわからないというか…

読めないというか…

貴「わかんないよ…」

照「何をそんなボソボソ言ってんだ？」

貴「岩本先生…」

照「舘さんのこと？」

貴「あ、はい。なんか読めないというか…」

照「まぁ、そのうちわかるよ。

めっちゃいい先生だから。それは保証する。

ただ、あんまり深入りしすぎんなよ。」

そう言って私の肩を叩いて教室を出て行った

岩本先生。

深入りしすぎんなってどういう意味…？

とりあえず書き終えた日誌を手に、

3階の古典資料室に向かった。