言ってなかっただけ JK [BTS] 2 (ページ11)

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A

ノリで模擬サイン会をすることになった

JM｢ジョングクGRACEペンだからさ？｣

pen...？ペン...ファンのことか！

あー、そう言えばメンバーが

ジョングクさんが私たちのファンだというネットニュースを見て

きゃっきゃっ騒いでいたなと思い出した

GRACEペン、？

え？私！？

Oh, my...

なんて言えばいいのか分からなくて、黙ったままでいた

私の前に立ってバックを漁る彼をまじまじと見つめる

こんなイケメンが私のファン？

信じられない、、、

MAMAでリアムに担がれた時、

あの羞恥な姿を彼に見られたのを覚えている

忘れられるわけない

あとあのファンシーパンツも

でも前回会った時はそんな素振り見せなかったのに、、、

なんなら目を逸らされたし

もしかしたらからかってるだけなのかもしれない

そんな思いが私の心を侵食し、気分を沈ませたが

雑誌とCDを握りしめて緊張した面持ちで目の前に座る彼を見て

私のファンであることを信じてもいいのかもしれないと思った

あんにょんと明るく声をかける

頬を赤く染め息をのむ彼を目の当たりにし

これはいい兆候かもしれないと私に勇気を与えた

私の手が隠れていてマッキーを持つことが出来ない

と気が付いた彼は親切なことに袖をまくってくれた

その時彼の熱い手が触れた

心地よかった

もっと触れて欲しいともどかしく感じた

離れようとする彼の手を掴む

行かないでという気持ちを込めて

いつからこんな大胆なことできるようになったんだろう

彼だからなのかな、？

自分の行動に驚く

じわじわと恥ずかしさが戻ってきた

誤魔化すように温かいと言った私に

優しい彼は大きな両手で私の手を大切そうに包んだ

恥ずかしさが最高潮になり

じっとしていられなくなった

｢でも、これじゃあ、サインは出来ないわね｣

といい手を離そうとした

じゃないとこの心臓の音が彼にまで聞こえてしまうと思ったから

JK｢じゃあ、こうしよ？｣

と恋人繋ぎのように手を絡める

呆気に取られgood ideaとしか返事が出来ず

よけい赤く染まっているであろう顔を隠したくて

必要以上にうつむいてサインを書いた

火照った頬が冷めるのを祈りながら

でもそんな祈りは

私のことをじっと見つめる彼の瞳を見た瞬間

無意味だったと気が付いた

目が合った瞬間火がついたように私の頬は熱を帯びたから

ふぅ、

認めよう

認めるしかない

私が彼にメロメロであるということを