言ってなかっただけ JK [BTS] 2 (ページ1)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:49,962 hit

51 ページ1

A

彼らにお別れをして

車に乗り込んだ

雑誌と韓国の人気番組の収録がある

と教えられた

移動中に番組の台本に目を通したが

BTSのことばかり考えてしまい、

内容は入ってこなかった。

どういうコンセプトにしよう、、、

私何も知らない、

彼らのこと、

A｢私のプレイリストに今までのBTSの曲全て追加しておいて、それとどういうコンセプトだったのか、んー、後なんだろう、、、とりあえず、曲を作るにあたってBTSの情報を知っておきたいから。曲は移動中に聞きたいから、一番にやってほしいの。お願い。｣

リアムはバックミラー越しに頷いた

撮影スタジオの駐車場に入ると

ちょうどメンバーも到着したのか

車から降りてきたのが見えた

私に気づいて

降りるまで待っていてくれた

腕を組みながらエレベーターに向かう間

なにをしていたのか尋ねられ

BTSの曲を任されることになった

と伝えたら

みんなで一斉に質問してくるもんだから

圧倒され、後ろに仰け反ってしまった

メンバーに視線を戻し

急かすのをやめさせ

エレベーターに乗る

A｢この話は他の人、例えば雑誌の担当の人とかに知られてはいけないの。分かるでしょ？だから、今はやめて、｣

お願いと、眉毛を下げ、上目遣いで言う

ここで止めないとこの事情聴取は2.3時間では終わらない

昨日、帰りの車内でBTSのダンスがスゴいだの、イケメンだの

私以外の3人が言っていたのを半分寝ながら聞かされたのを思い出した

あ、だからPDにすぐに懐いていたのか、、、今分かった

渋々分かったと言い

でも、必ず聞かせて貰いますからね

と私の鼻の前に指をさして

約束させエレベーターを降りた

少し強引で意地っ張りだけど

ちゃんと私のことを気にかけてくれる

気憎めないメンバー

彼女たちの背中を見ながら

人差し指に中指をクロスさせ長くかかりませんようにと祈った

雑誌の取材は

2月号に載せるというなんとも強引なものであった

(つまり月末には店頭で販売されるということ。韓国の芸能界はスゴいなと改めて思う)

がピンクや茶色で飾られているセットを見ると

あまりの可愛らしさに顔がほころんだ

女性向け雑誌なだけあって

今流行りの食べ物がケータリングとして並んでいた

日本の雑誌と変わらない

写真を撮って、担当者の質問に答える

最後に読者プレゼント用にチェキを撮ってサインをし

その他にも言われるがままサインを書いた