縁の始まり【Fischer's】 (ページ8)

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マサイside

急に女性を部屋に招くことになった

しかし昨日飲みっぱなしで朝出かけたので汚い机がそのままあった

(あっ、やべっ)

っと思いながら机を片付けて

綺麗なソファを勧める

「あっ、ここ綺麗なんで、どーぞ」

「あっ、ありがとうございます」

とニコッと笑ってくれた

「Aは何飲むー？」

と冷蔵庫を開けながらシルクが尋ねる

「まぁ、聞いてもビールかレモンサワーしかないけどな」

「えーっと、じゃあ、レモンサワーで」

「俺ビール」

机を片しながら缶を開ける

「よっし、かんぱーい」

「「かんぱーい」」

ぐびぐびっ、

「「プパー」」

二人の声が揃う。

クスクスクス

声を抑えてAが笑った。

「本当に仲良しなんですね」

「そーでもねぇーよ」

といいながらシルクは酒の追加を頼むためにLINEを送る

「そーそー！もう何十年もの付き合いだからな(笑)

そーいえば、Aさんはいくつなの？」

とAの隣に腰かけながらマサイが尋ねた

「いま、22歳です、今年23歳になります～」

「えっ？てことは94年生まれ？？」

「そーです！」

「へぇー、俺達もそーだよ！同い年だったんだ！」

「じゃあ、敬語はなしにしよーぜ！」

LINEを打ち終えたシルクが顔を上げた

「Aって俺達も呼ぶからAもちゃんと呼べよ！」

「急すぎるよー笑」

とか何とかいいながら敬語を使わないルールになった(笑)